健忘に役立つ脱フュージョンとは
こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。
以前の記事で、
「忘れても大丈夫」ということに気づき、
気がラクになった記事を書きました。
忘れることを健忘と表現しています。
何を忘れるかというと、
目標に向かって取り組んでいる最中に、
目標とそれる思考や感情を、
いったん忘れる、ということです。
要は、
雑念はいったん脇において、
目標に向かって集中しよう。
ということですね。
言葉で表すと、とてもシンプル。
ただし、
この類のものは、
実践がすごく難しいですよね。
(それはわかってるんだけどなぁ、という感じで、、、)
今日はそんな健忘に役立つ、
デクなりのテクニックをご紹介します。
目次
脱フュージョンというテクニック
健忘に役立つテクニックとは、
脱フュージョンというものです。
脱フュージョンとは、
状況と雑念を
冷静に切り分けていくことをいいます。
状況と雑念を切りわけるうえでの前提
具体的に話を進めるうえで、
一度前提を確認させてください。
健忘は目標に向かって取り組んでいる中、
雑念にとらわている時に有効です。
まずは、
この雑念にとらわれている状態が、
どのような状態かを知ったほうが、
健忘がしやすくなります。
ここでは、雑念状態を、
思考、感情、行動、
という3つの階層で分けて考えていきます。
雑念状態ってどんな状態?
私の実体験を交えながら、
雑念状態をお伝えします。
私が仕事で、
大勢の人の前で授業をすることが決まり、
準備をしていた時です。
準備をしていると、
私は急に、
大勢の人の前で話すことに対して、
うまく話せなくて、
失敗したらどうしよう、
と考えてしまい、
怖くなりました。
すると、身体はこわばり、
準備に手がつかなくなってしまったのです。
以上の状況です。
この場合の雑念は、
失敗したらどうしよう、
という思考、
と考えられますよね。
状況整理
状況、思考、感情、行動を書いてまとめてみます。
状況:大勢の人の前で授業をすることが決まり、その準備中
思考:失敗したらどうしよう
感情:失敗に対する恐怖の感情
行動:準備に手がつかなくなった
と分けることができます。
このように、
思考や感情にとらわれてしまって、
行動できずにいる状態に気づくこと、
これが脱フュージョンへの1歩となります。
どのようにして思考と感情をきりわけるか
状況を整理し、切りわけたら、
次にどうしたらいいでしょうか。
次にすることは、
状況と自分の思考を
自分がイメージした景色や目の前の景色と結び付け、
観察し、淡々と行動する
ということです。
もう少し詳しく説明します。
脱フュージョンとは、
1つのイメージワークのようなものです。
例えば、自分が好きな風景の中にあるものを
思考、感情に結び付けて、観察するようなイメージです。
私は、
上流から下流に流れる川があって、
その水面に落ち葉がサーっと流れている風景が好きなので、
そんな風景をイメージします。
この水面に浮かぶ落ち葉→雑念
という感じで結び付けます。
落ち葉が
ただただ、川の流れにそって流れていく。
私はその落ち葉を眺めている。
やがて落ち葉は上流から下流に流れていき、
私の視界から消えていってしまった。
そんなイメージです。
このようなイメージを持ちながら、
淡々と行動したり、
ぼーっとするだけでも、
時間の経過と共に、
恐怖や焦りが和らいでいきます。
脱フュージョンの効果
脱フュージョンをしてみると、
目の前のやることに手をつけられない状況でも、
「とりあえずやってみよう」
という気持ちになったり、
いつの間にか行動できていた、
ということが、あります。
この脱フュージョンのテクニック、いいと思いますよ。
今回の参考文献と読書記事の紹介
今回紹介するテクニックは、
ラス・ハリスさん著の
『幸福になりたいなら、幸福になろうとしてはいけない』
草薙龍瞬さん著の
『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』
を読んで、自分なりに、
雑念にとらわれた状態に有効だと思った部分をまとめてみました。
他にも読書を通じて考えたことなどを記事に書いていますので、
よかったら、ぜひこちらもご覧ください。