デク先生1年目の話 続き

こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。

 

 

前回の記事から、
教員1年目の体験を書いています。

 

新任教諭、早期退職防止へ 1年目の話をシェアします

 

今回はこの続きになります。

 

 

新任した先生や若い先生へ

 

少しでも共感したり、
同じように悩んでいるのは、
自分だけじゃないかもしれない、
ということ。

 

孤独になることはないですよ。

 

 

ということが伝わればと思います。

 

 

では、当時の出来事を書いていきますね。

 

 

目次

回想

 

 

 

1年目で苦労したのは部活動についてです。
部活動運営、
生徒との関係について、
悩みました。

 

 

 

苦労はあったものの、
3年生最後の大会の日を迎えました。

 

 

 

3年生にとっての最後の大会にて

 

 

 

3年生にとっては
負ければ事実上引退、
勝てば、次の大会へ進む、
(引退が延びる)
という大会になります。

 

 

 

 

私たちのチームは、
昨年、あと一歩のところで、
次の大会の進出を
逃していました。

 

 

 

今年こそは、
意気込みます。

 

 

 

当時の3年生と
私とのかかわりは、
わずか数か月です。

 

 

 

しかし、
この子たちにとっては、
ここまで部活動に取り組んできた
長い期間があります。

 

 

 

 

 

みんな、
今まで取り組んできたことを
発揮しようと
一生懸命にプレーしました。

 

 

 

 

 

結果は、、、

 

 

 

負けてしまいました。

 

 

 

私はとてもショックでした。

 

 

 

なぜなら、
大会に意気込む生徒たちの雰囲気がとても良く、
この雰囲気ならば、
負けないんじゃないかと思っていたからです。

 

 

 

ですが、
勝ちたい想い、
今までの取り組みを全部出そうという想いは、
どのチームを同じです。

 

 

 

勝負事の厳しさを感じました。

 

 

 

胸が痛んだ生徒の姿

 

 

 

生徒は泣いていました。

 

 

 

とくに印象深いのは、
すごくひたむきに取り組んでいたにもかかわらず、
試合には、あまり出場できなかった生徒の涙です。

 

 

 

 

その場の私の気持ちは、
そんな生徒への申し訳なさ、
自分の競技の知識のなさ、
指導力のなさ、
そんな自分の至らなさによる悔しさ
無力感、
そんな気持ちで溢れていました。

 

 

 

 

若さゆえか、
私もその場で、
泣いてしまっていました。

 

 

 

 

 

ふりかえって巡る気持ち

 

 

 

 

改めて冷静に考えると、
ここで勝敗を分けたのは何だったのか?
それは技術だと私は思いました。

 

 

 

 

技術指導をできたか?
いや、できませんでした。

 

 

 

 

 

まじめな生徒が流した涙。
あの涙の意味は、
なんだったのだろう?

 

 

 

 

もし技術指導ができたならば、
この涙の意味を、
変えることができたのではないか?

 

 

 

いや、たとえ技術指導ができなくても、
何かできることは、あったのではないか?

 

 

 

 

今でもたまに
思い出すこともあります。

 

 

 

今だから思うこと

 

 

 

 

今、当時の状況を考えてみると、
最初からうまくいくことは
正直、難しいかなと思いました。

 

 

 

 

でも悔しさがあります。
そして、中学校教育のせつなさも感じます。

 

 

 

 

それは、
たとえ教員側が一つの経験だと、
とらえた出来事も、
生徒にとって、
その期間には替えがきかないからです。

 

 

 

 

中学校生活における部活動は、
その子にとって、
一生に一度です。

 

 

 

 

勉強は苦手だけど、
部活動をがんばりたい、
そんな想いの子もいます。

 

 

 

 

 

生徒が頑張って、
上を目指したい想いに、
なかなか応えられなかった。
それが、個人的には、とてもつらかったですね。

 

 

 

 

もしかしたら、
私と同じ想いをしている先生って、
いるのではないかと思っています。

 

 

 

ある調査では、
顧問の先生の二人に一人は、
未経験のまま指導にあたるケースがある
という調査結果があるほどです。

参考記事はこちらです。

素人の部活顧問 先生の嘆き 強制的に顧問担当、種目は選べず

 

 

 

新任、そして未経験の部活指導の
二重の負担に悩むことがあれば、
それは辛いことと思います。

 

 

私の経験が、
同じように悩む先生の助けにつながるといい、
そんな想いでいます。

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