リスペクトを意識して起きた5つの変化
こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。
私は学校で教員をしています。
前回、私は
生徒とのかかわりの中で、
「リスペクト」を
最重要意識としている、
ということを書きました。
詳しくはこちらです。
今回は
「リスペクト」の意識によって、
身のまわりで起きた変化を
書きたいと思います。
思春期の子どもと
かかわる機会が多く、
その対応に悩んでいる方へ
きっと今回の記事は、
「リスペクト」を意識してみようと思う、
きっかけになるはずです。
ぜひご覧ください。
目次
リスペクトを意識してから、
コミュニケーションがどう変わったか、
1つの想い
変化を紹介する前にですが、
リスペクトをする、
私の1つの想いを書きます。
それは、
学校内の中で、
評価を受ける
警戒心を持ってほしくない、
という想いです。
つまり
生徒にとって、
安心安全の空間が1つでも
多くできるようにしたい。
そのために、
私ができること、
それがリスペクト、
ということです。
その想いによって起きた変化を
5つ紹介します。
① 生徒から話をするようになった
リスペクトを
意識しながら、行動し、
月日を重ねると、
少しずつ生徒は
私の想いを理解してくれるようになりました。
結果的に、
生徒から私に
話をかけてくるケースが
非常にふえました。
② 悩みを話してくることがふえた
話をしてくれる生徒が、
ちょっとした悩みを
話してくれることも
多くなりました。
勉強がわからなくて、困っている
部活が疲れる
今日、親と口喧嘩してきた
友達と今、少しぎくしゃくしている
などなど、
私がその生徒の
担任の先生である、
ないにかかわらず、
話してくれることが、
多くなったのです。
話してくれても、
私は基本的には、
ここでもリスペクトです。
万が一、
生徒の中だけでは解決できない、
トラブルになりそうなときのみ、
生徒の了解をもらい、
他の先生に報告し、
早期問題解決につなげていく、
ということもありました。
③ あの子にはデク先生というケースが増加
「デク先生にはなんか話せるんですよ。」
そんな言葉を言う
生徒も出てきました。
そのため、
「○○ちゃんには、
デク先生に話を聞いてもらう
ようにしよう」
というように、
特定の生徒の相談役を担う
ケースが出てきました。
主任の先生だったり、
管理職の先生からの提案だったり、
直接その子からの指名もありました。
私もうれしくなると同時に
その子の助けになれば、
と励みになりました。
話を聞いていくと、
徐々にその子が笑顔になってくる。
そんな様子に
私は充実感を感じていました。
④ 教科の成績も伸びた
教科指導にも
変化はありました。
リスペクトの姿勢は、
生徒にとって、
最初、多少の戸惑いがあります。
なぜなら、
他の教科の先生
(リスペクトを意識していない先生)
と自然と比べてしまうからです。
私のような、
宿題の提出に対する意識がゆるめの先生と、
その逆の先生もいます。
私もその先生も
提出自体は、
求めているのですが、
私は未提出の批難、批判を
一切行いませんでした。
すると、
日数を重ねていくと、
生徒にも慣れと安心感が
授業にうまれていくのがわかりました。
このようになってくると、
授業のやりとりが
スムーズになっていきます。
生徒が内容を理解しているかどうか、
把握しながら、進めることができます。
また、リスペクトがうむ安心感から、
お互い、または、私に
「ここがわからないから教えてほしい」
と聞き合う雰囲気も生まれやすくなりました。
結果的にテストの成績も、
相対的にみても良くなっていました。
⑤ 何より何気ない会話が楽しい!
最後に私自身、
生徒とのかかわりが、
より楽しくなりました。
会話の中で、
その生徒のことがよりわかるし、
生徒自身が気づいていない
良い所も見つられます。
私はそのような発見が好きで、
会話をしながら、
率直に伝えると、
「そうなんだ!」と
笑顔になってくれます。
そんなかかわりが、
自然と楽しくできているのは、
とても幸せなことだと思っています。
リスペクトの根底にあるものとは
以上のように、
私が現場で、
リスペクトを心がけて、
起きた変化は、
数多くありました。
書いていて気付いたのですが、
今回のリスペクトの根底にあるのは、
「おもいやり」だと思いました。
(尊重よりもしっくりきました)
今回紹介した、
変化には、
リスペクトの土台による
思いやりから、
きているのかもしれません。
もちろん現場では
評価する場面もあります。
しかし、たとえ、
評価する場面があったとしても、
相手への思いやりがあれば、
その評価の与え方は、
変わっていくと思います。
身近なところから、
リスペクトを
心がけてみるのも
いいかもしれませんね。
今回の記事を通して、
少しでもリスペクトを
意識してみようと
思ってもらえたら、うれしいです。