校外活動にて、お互いの学びの成立体験談
こちらです↓
目次
生徒だからこそ伝えられること
とても印象的だった出来事があります。
ある年、私はその職場体験をする生徒の担任だったため、
実際の体験先に行き、生徒の仕事の様子を見に行きました。
体験先は保育園でした。
そこで活動をしている学生の表情に驚きました。
教室の中では見せないような表情。
すごくイキイキとした表情なのです。
生徒と一緒にいる園児も笑顔でした。
素敵な笑顔でした。
この両者の笑顔は、
大人(自分)とかかわる時になかなか見ることが
できないだろうなぁと思うほど、まぶしいものでした。
教え育てる立場になることで成長していく姿に感動
その時の生徒は、
少し勝ち気でやんちゃなタイプ。
普段の学校生活ではそんな性格が、
表に出ることが多かった印象です。
しかし、自分が教えリードする立場、
その相手が、自分よりも幼い子供。
このような状況で、
その生徒はとても明るく優しく接していました。
普段とはまた違った、
その生徒の新たな良い一面を
みることができた瞬間でした。
学校の中とは異なる状況で、
積極的にコミュニケーションをとっていく姿。
その生徒がとても、頼もしく思えた瞬間でもあり、
学び、成長する姿を見ることができたその喜びたるや。
私はとてもうれしくなりました。
生徒と園児の学び
このように職場体験では、
普段の校内の活動とは異なる学びがあります。
生徒、園児の立場からの学びを考えてみると、
生徒の学び
・働く経験、態度の育成
・園児、職員の方とのコミュケーションを考える機会
・園児と遊び、触れ合うことで仲良くなったり、信頼や安心がうまれるという実感
・相手の気持ちをよく考えるということ
園児の学び
・家族とは異なる、普段かかわる機会のない子(中学生)との交流経験
・初めて会う人と仲良くなるためのコミュニケーションの機会
・様々な人との交流は楽しいプラスの体験
など、考えてみると、様々な学びの要素がたくさんあります。
そしてそれはお互いに学び、学ばせてもらう経験でもあります。
このような体験の学びと共に、
生まれる笑顔の素敵さに、
深い味わいを感じました。
私は郊外活動の重要性を再確認しました
今回は職場体験における、
生徒と園児の学びという視点で考え、書きました。
上記のように、学びとは、
本来教育は教える、教えられるの一方通行ではありません。
お互いの立場から学ぶものだと思っています。
実際私も、学校生活において、
生徒から教えてもらったり、
気づかさせることがたくさんあります。
そして今回書かせてもらったこの経験も私の学びです。
また、教える、教わるという立場が
その人を育てている側面もあるのかもしれません。
今はコロナの影響で職場体験などの
校外活動自体も縮小傾向にあります。
校外だからこそ経験できる学びを再確認することで、
私自身も、その重要性に気づくことができました。
私はこのように学校教育における、
学力と異なる力、非認知能力に興味があります。
非認知的能力とは、
・目標に向かって頑張る力
・人とうまく関わる力
・感情のコントロール力
などの力です。
非認知能力が高いと、
将来、問題自分なりに解決してくことにつながり、
社会の中でよりよくいきることができると言われています。
詳しくか別の記事に書いています。
もし読んでくださった方の中で、
非認知能力に興味のある方は、
ぜひこちらも合わせてご覧ください。
これからも
教育について考えていること、
感じていることを書いていけたらと思っています。