休職から復職につなぐリワーク体験記
こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。
私は休職から復職の経験がありますが、
復職に向けた取り組みとして、
リワークプログラムというものに参加していました。
ふり返ってみると、
私は復職に向けた取り組みとして、
とても有効だったと思っています。
今日はリワークプログラムと
私の経験について書いていきます。
目次
リワークプログラムとは
リワークとは、return to workの略語です。
気分障害などの精神疾患を原因として休職している労働者に対し、
職場復帰に向けたリハビリテーション(リワーク)を
実施する機関で行われているプログラムです。
復職支援プログラムや職場復帰支援プログラムともいいます。
引用 日本うつ病リワーク協会
一言でいうと、
休職者を対象とした、
復職に向けた学校だと感じました。
実施している機関は様々あるのですが、
私が参加してのは、
通院している人を対象とした
医療機関が実施しているものでした。
私が経験したリワーク
内容
曜日ごとに取り組む内容が変わります。
月 | グループワーク オフィスワーク |
グループでテーマを決めて共同で作業する。 (例 観光ガイドをつくる) |
火 | 心理教育 栄養教育 |
うつ病などの精神疾患に対する知識 栄養についての講義(専門の方が来てくださる) |
水 | セルフリサーチ | 自分のことをふりかえる 休職至るまで |
木 | スポーツ | ストレッチと参加者同士でスポーツをする (卓球など) |
金 | 集団認知行動療法 | 心理士さんの講義から認知行動療法について学び、ワークをする |
私が通った所は、
午前中に、これらのことを取り組み、
曜日によっては、
午後も作業を続ける、
といったプログラムになっていました。
期間
私が通った施設では、
4か月を1クールとしたプログラムでした。
1週間を重ねるたびに、
それぞれの内容が進んでいきました。
私の場合、
約10か月ほど(2クール半)通いました。
参加者
期間が1クールとなっているので、
参加のタイミングは一斉でした。
復職(卒業)のタイミングは
それぞれに異なっています。
私が参加したときは、
私を含め、参加者は8名でした。
(その中でタイミングが同じだったのは5人です)
職種、性別、年齢は本当にそれぞれでした。
費用
保険の適用がきいて、
1日約400円くらいでした。
午後まで参加する日もありました。
その時は、昼食含め、800円くらいでした。
プログラムに参加してよかったこと
自分を見つめなおし、
対処法をみつけることができた
リワークの基本的な目標は
復職しても、再休職しないように
自分の対処法を学んでいくことです。
そのため、
体調とこころの健康を保つための教育を受け、
自分を見つめなおす時間が設けられていました。
休職した自分を見つめなおすこと自体も
なかなかハードでしたが、
周りの人と一緒というのは心強かったです。
そして自分にあった対処法を
学んでいけたのは良かったです。
同じ境遇の人と出会えて、
孤独感が減った
私が休職していた時は、
基本一人だったので、
孤独感が強かったです。
そういう意味では、
リワークにおいて、
同じ境遇の人とのかかわりは
非常にありがたかったです。
職種が違うのも、
いい意味で私にはよかったです。
きっと、自分にとって
心地のよい距離感だったんだと思います。
復職への説得力がついた
毎日、復職に向けて、
施設に通っている事実は、
職場側にも説得力を与えてくれました。
3回目の休職のときに、
参加した私にとっては、
言葉や想いよりも、
事実の力が大きかったように思います。
大変だったこと
大変だったことをあげるならば
時間とお金がかかったこと
基本的には復職に向けて、
とてもよかったです。
あえて大変だったと思うのは、
施設に通うのに、
往復2時間以上かかったこと
お金がかかってしまったことですかね。
通うことも復職に向けた大切なプロセスと
とらえればいいかもしれませんが、
もっと身近にあればいいなとも感じました。
まとめ
リワークの実体験を通して、
まとめてみました。
合う合わないがある
参考にしてもらえたら幸いです。
休職してしまって、
なかなか精神的につらい方もいるかもしれません。
ただ、そんな状況でも、
回復していく機会は必ずあると、
私は思っています。
私にとって、リワークはその機会でした。
リワークって実際どうだったかしたい人にとって、
参考になればうれしいです。
お近くに復職支援プログラムを
実施している施設があるかもしれません。
こちらを参考にしてみてくださいね。
ぜひ検討してみてくださいね。
余談
リワークの目的とは別かもしれませんが、
リワークに参加してよかったのは、
ゆるいつながりができたことと、
一生楽しめる趣味を見つけられたことです。
リワークで知り合った人とは今でも、
連絡を取ったりしています。
約束としては、
通っている最中は
SNSの交流は控えるように言われていました。
なので、
復職等、ひと段落してから、
交流をしていますが、
今でもゆるくつながっています。
加えて、同じ参加者の方から、
コーヒー淹れ方を教えてもらったら、
すごく好きになり、大切な趣味になりました。
そこから、
毎日コーヒーを自分で淹れるようになって、
ライフワークの一つになりました。
人生が豊かになったとも思います。
最後に
休職、復職に向けた
私のプロセスについては、
こちらに書いてあるので、
一緒にぜひご覧ください。
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