あきらめるのも技術

こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。

 

 

みなさんは「あきらめること」に対して
どのようなイメージをもっていますか?

 

 

できなかった、
逃げた、
根性がない
などのイメージを持つ方もいるかもしれません。

 

 

今日は、その「あきらめる」という言葉を、
違った視点で書いてくれる本に出会えました。

為末大さんが書いた「諦める力」という本です。
この本を読んで、
私は諦めることも技術だと感じました。

 

 

今日は、諦めるということを
自分なりに考えてみました。

 

 

あらかじめお伝えしますが、
とてもいい本だと思ったので、
ぜひ読んでみてほしいです。

 

諦める力 〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉

 

 

ここでは、私が気になった所を選んで書きますね。

 

 

何かをあきらめるかどうか迷っている人
そんな迷っている自分をなんとなく嫌だなと思ってしまう人の
参考になればいいなと思っています。

 

 

目次

著者紹介

 

 

著者の為末さんは、元400mハードルの陸上選手。
世界陸上でメダルを獲得したアスリートです。
引退後はTVなどに見かけることがありますが、
とても視野が広く知的な人、
という印象がすごくあります。

 

 

本の中で考えさせられたところ

 

 

本の中で学校教育について
書かれている箇所があります。

 

 

以下引用です

 

 

日本の教育で自分が選ぶという作業が
極端に少ないのは、
子供にはわからないから
大人がある程度選んでやらなければ、
という考えが根底にあるのではないか。

 

 

自分で判断できない子供に代わって
親や先生がある程度道筋をつけてやるのは
どの国も共通だろう。

 

 

でも、日本は自分で選ばせ始めるタイミングが遅い
というか、そのタイミングが曖昧である。

 

 

引用はここまでです。

 

 

少し、補足すると
著者は、「諦めること」は「選択するということ」
とも表現しています。

 

 

その選択をしていく機会を、
学校教育の中でもっと増やしてもいいのではないか
という提案です。

 

 

デクの意見

 

 

私は、
この意見にとても賛成です。

 

 

そして、もっと子どもたちに選択して
学習する機会をつくっていきたいと思っています。

 

 

理由と現場から感じること

 

 

なぜそう思うのかというと、
学校は、いろんなことを、
教えすぎてしまうからです。

 

 

詳しく書きますね。
まず、学校教育は
学習指導要領という規則に沿って、
教える内容がほぼきまっています。

 

 

つまり、
教える義務があります。
ですから、
内容に沿って確実に教えるということに
固執しがちになります。

 

 

その業務を忠実にやろうとするあまり、
教えすぎて、子どもたちが試行錯誤して
選択する機会を失ってしまうと、
私は思うのです。

 

 

あきらめないことについて

 

 

また、あきらめて、
違うものを選択する機会が
少ない背景には、
教員側のあきらめることの捉え方にも
原因があると思います。

 

 

あきらめるということに対して、
できない、逃げるという
ネガティブなイメージが強いからです。

 

 

そのため、現場でもよく
「最後まであきらめないで頑張ってほしい」
という言葉を使いがちです。

 

 

あきらめないで、取り組めたから、成功した。
そういった成功ストーリーをあげ、
あきらめないことの重要性を伝えていくことが
多いように感じています。

 

 

これはある意味、
危険だと思っています。

 

 

どうしても、
あきらめないことに
強制力が働いてしまうからです。

 

 

あきらめないで
頑張りすぎるがゆえに、

バランスを崩してしまう場合だってあるのです。

 

 

どうしたらいいのか

 

 

そんなことを言ったら
どうしたらいいのかわからない。
と思う方もいるかもしれません。

 

 

何から始めたらいいかと
考えてみると、

私は、まずは選択の機会を与えることと、
その選択したら、
自分でとれる範囲で、
責任をとることを伝えて、

ゆだねる、
ということが必要だと思います。

 

 

生徒に選択の機会を、
与えるということです。

これは、丸投げではありません。

 

 

例えば、
AとBの選択があるとして、
Aを選んだら、こういうことが起こる。
Bを選んだら、こうなると考えられる、
といったことを伝える、
もしくは、自分で考えてもらう、
そのうえで決めてもらう、
ということです。

 

 

小さな選択から、試していき、その積み重ねが
大きな選択を考える時に
きっと役立つと思うのです。

 

 

まとめ

 

 

今日は「あきらめること」と
「選ぶということ」について、
考えてみました。

 

 

為末さんの本を読んで思ったのは、
諦めているといっても、
手段を諦めている、
ということです。

 

 

実際の為末さんのあきらめは、
短距離走のあきらめでした。

 

 

短距離走からハードル走へ変わった、
なぜなら、真の目的は、
金メダルを取ること
だからです。

 

 

本当に大切な目的があるから、
その目的のために、
自分には合わないものは、
あきらめるということです。

 

 

この経緯が理解できると、
諦めることも、
真の目的達成の大切なプロセスなのだ
考えることもできると、
私は思います。

 

 

みなさんの中にも、
あきらめようか迷っているものが
あるかもしれません。

 

 

そんな時には、
自分の真の目的は何かを考えるきっかけ
だと思って、考えるのいいかもしれません。
良き選択ができるといいなと思っています。

 

 

私も最近は、抱え込み癖が発動して、
仕事をこなすことを諦めた
経緯がありました。

 

 

詳しくはこちらの記事に書いたので、
ぜひこちらも読んでみてくださいね。

 

抱え込むパターンに気づけた私の対処実践記

 

 

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