ネット依存による不登校と、どう向き合うか
こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。
私は不登校経験者ですが、
不登校といえども、
その理由は様々です。
(私の経験記事はこちら)
最近の原因の1つとして、
ネット依存によって
不登校が起きるケースが
増えてきています。
この問題は保護者の世代として、
実態が把握しにくいと思います。
なぜなら、保護者の子ども時代には
ほとんどなかったものだからです。
それゆえ、
子どもたちに、
どのように対処したらいいかわからない、
という見方もあると思います。
今日はこれらの問題について、
調べたことや
私なりの経験と考察を
書いていきたいと思います。
目次
ネット依存とは
まずはネット依存とは何か、です。
インターネット依存とは
日常生活が破綻するほどまでに
インターネットへ過剰に依存した状態を指します。
(ウィキペディア参照)
計測方法
「インターネット依存」の概念を提唱したのが、
ピッツバーグ大学のキンバリー・ヤング博士といわれています。
ヤング博士が作成した
インターネット依存の診断方法があります。
Diagnostic Questionnaire (DQ)といわれるものです。
診断項目は8つです。
1 ネットに夢中になっていると感じますか
(例えば、前にネットでしたことを考えたり、次に接続するときのことをワクワクして待っているなど)
2 満足を得るためには、ネットを使っている時間を
だんだん長くしていかなければならないと感じていますか
3 ネット使用を制限したり、時間を減らしたり、完全にやめようとしたが、
うまくいかなかったことがたびたびありましたか
4 ネットの使用時間を短くしたり、完全にやめようとしたとき、
落ち着きのなさ、不機嫌、落ち込み、またはイライラなどを感じますか
5 はじめ意図したよりも長い時間オンライン状態でいますか
6 ネットのために、大切な人間関係、仕事、教育や出世の機会を
棒に振るようなことがありましたか
7 ネットのハマり具合を隠すために、
家族、治療者やほかの人たちに対してうそをついたことがありましたか
8 問題から逃れるため、または絶望的な気持ち、罪悪感、不安、落ち込みといった
嫌な気持ちから解放される方法としてネットを使いますか
これらの項目うち5つあてはまれば、
インターネット依存であると述べています。
参考文献
特定非襟営利活動法人 アスクより
インターネット依存症のスクリーニングテスト
日本の現状
日本では2018年発表によると中高生の93万人が
ネット依存と言われています。
参考文献 リセマム
93万人というのは、
中高生全体の1割以上になる数字です。
この推移でいくと、
今は100万人いるかもしれない数字ですね。
先ほど挙げた診断と同じというわけではないのですが、
今のインターネット依存の現状は、
このような状況です。
なぜはまってしまうのか
ここからは考察します。
なぜはまってしまうのでしょうか?
パッと思いつくことは、
おもしろい。
手軽。
共有でき、はまりやすい構造になっている
などかなと思いました。
なんとなく想像がつくかもしれません。
ネット依存の本質
ただし、魅力的なものだとしても、
はまる人とはまらない人がいます。
この違いは何でしょうか?
私は、
ある程度楽しむのはいいと思っています。
問題は、
過剰にはまってしまい、
生活全体に影響を及ぼしてしまうことです。
過剰にはまってしまうのは、
現実問題のトラブルによる
ストレスが主な原因であると、
デクは思います。
つまり、
ネットにはまってしまう本質は
ストレス過多による逃避だと考えます。
デクもたまに没頭します
かくいう私も、
ストレスがたまると、
一気にネットに没頭することがあります。
私の場合、ある程度まですると、
「おっとっと。今ハマっているなぁ」
と我に返ってもどりますが、
歯止めが利かなくなってしまうと大変です。
ストレス解消として、
ネットにはまるのは、
適切ではないのは、
私も経験済みです。
ネットと距離を置くのも、
ありかと思います。
ただし、
子どものネットとのかかわりを
止める方法も非常に神経をつかいます。
昨今では、
子どものネットを強制的に断ち切ったことによって、
子供が逆ギレして暴力的になる。といった事例もありました。
詳しくは割愛しますが、
大切なのは、
目の前の子どもが何にストレスを感じ、
どのようにそのストレスを和らげていくかだと思います。
どうしたらいいのか
私が考えたネット依存による
基本的な改善ステップを以下のとおりです。
前提
子どもがネットにはまってしまうことを否定しないこと。
くり返しになりますが、
まずは、ネットをすること自体は
悪いことではないと思います。
これを否定の原因として、
子どもを責めると、
回復もかえって遅くなると私は思います。
ですから、
ネットの使い方を考え直していこう、
というスタンスが基本となります。
①まずは睡眠の充実を目指す
基本的な対策は生活習慣だと思っています。
ですから、睡眠を最重要視します。
今回調べてわかったことは、
1日24時間という限られた時間の中で、
ネットをする時間の代わりに、
何を減らしているかというと、
睡眠だそうです。
まずは子どもがしっかり寝る環境を
つくっていきましょう。
しっかり寝るためには、
よく食べ、日中、良く動く
生活習慣だと思っています。
②運動とマインドフルネスをする
充分な睡眠がとれ、生活習慣が安定していくと、
今度は、ストレスをいかに解消していくかが
次のステップです。
私は、睡眠とマインドフルネス瞑想をオススメします。
詳しくはリンクをご覧ください。
これらをすると、
自分に対する自信や落ち着きを得られ、
落ち着いて現実問題に少しずつ向き合っていけるようになります。
③考え方のストレッチをする
ここからは、
ストレス耐性を根本的にあげることに着手します。
ストレスが起きる原因を、
根本的に直してくためには、
自分の考え方と向き合う必要があります。
自分はどのような場面でストレスを感じるのか、
そもそも自分は、
ストレスに鈍感なタイプなのか敏感なタイプなのか
といったように、
自分を深く理解することが
ストレス耐性向上への第1歩です。
自分へのケアが上手になると、
ストレスも過剰に感じることも、
抱え込むことも減っていきます。
考え方が柔軟になっていけば、
竹のようにしなやかなメンタルになっていきますよ。
まとめ
今回は、
子どものネット依存による不登校をもとに、
どのようにアプローチしていくか、
について考えてみました。
私の考える対処をざっくりと書いてみましたが、
基本的な流れを書いたまでです。
というのも、理由はどうあれ、
一人で不登校の対応をしていくのは、
容易ではないと思います。
不登校対応への考えは、
こちらに熱く書かせていただきました。
こちらをご覧ください。
(追記)
睡眠に関して、こちらの記事も書きました。
参考にこちらもご覧ください。
関連記事はこちらです。
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