デクは学校と部活動が切り離されるのを願っている

こんにちは。デクです。

デクってこんな人です。

 

 

みなさんは、
学生時代の部活動に対して
どのような思い出をもっていますか?

 

 

私が一番長く競技をしていたのは、
剣道でした。

 

礼儀は学べましたし、
剣道を通した交流もあり、
とても良い経験ができたと思っています。

 

ただ、
正直しんどかった、
という思い出のほうが大きかったです。

 

そんな部活動ですが、
今は教員の働き方改革のもと、
部活動指導についての見直しがなされています。

 

成果も出ています。詳しくはこちらです。

2019年の運動部の活動時間数 大幅減に転じる ガイドラインの定着 週3時間減の県も

 

 

データからも、
全都道府県の教員の部活動指導時間は
減少しています。

 

 

私はこの流れに大いに賛成です。
そして希望を感じています。

 

 

今日は学校の部活動について
過去、現在、未来という
時間軸に沿って、
現場で働くデクが、
部活動について、
感じていることを書いていきます。

 

 

主観が入り、怒りや不満が
にじみ出てしまうかもしれません!
ご気軽に見ていただけたら幸いです。
よろしくお願いします。

 

 

目次

過去編(2010年前後)

 

 

この時代は、
学習指導要領(教える心得みたいなものです)
が改訂され、
以前よりも学校で教える
学習内容が増えていきました。

 

 

いわゆる、脱ゆとりの流れです。
その流れも踏まえて、
部活動に関しての指導も、
学校教育の一環として
大切なものとして位置づけられていました。

 

 

私は当時、新米教員であり、
さらに担当した部活動が
古くから強豪であった部活動に
割り当てられました。
理由は若いから、です。
その競技経験はスポ少の2年間です。

 

 

それでも当時は必死でした。
与えられた役割を、
まずは全力で取り組みました。

 

 

土日、祝日はほぼ大会や
練習試合に費やしました。
夢中でした。
勝つことの喜びもありました。

 

 

しかし、強豪というレッテルにより
負けたら、保護者からのバッシングもありました。

 

 

今思うと、プロかよ!
って思うんですけどね、

 

 

ふり返ると
勝ちにとらわれている自分もいたと思います。

 

 

結果、私は燃え尽きてしまい、
休職することとなってしまいます。

 

 

そういった過去もあり、
私は加熱する部活動指導に
疑問を持つようになりました。

 

 

現在(2018年~2020年)

 

 

私は休職を機会に、
部活に対する考えが変わりました。

 

 

部活動を頑張るために教員になったんじゃない。
自分の好きなこと、得意なことをいかして
こどもの成長にたずさわりたい!
という考えです。

 

 

そんな私の考えと共に、
学校の動きも変わっていきました。

 

その動きは今から2年前だと感じています。
部活動指導に関するガイドラインが発行され、
部活動の在り方が見直されてきています。

 

 

私が住んでいる地域でも、
土日両日、部活動をするのは、
ほぼなくなりました。

 

土日のどちらかはあるですが、
以前と比べたら、
だいぶ緩和されている印象です。

 

 

背景としては、
ブラック企業化していると、
現場からの反発が増えてきたことによるもの
だと思います。

 

現に、世間のニュースでは
教員の問題も取り上げられます。
教員の質が低下しているともいわれます。

 

 

だからこそ、いま現場では、
教員の仕事の最重要課題は
授業の質向上という流れが起きています。
まずは授業改善をする、ということです。
部活動よりもまずそこでしょ、という感じです。

 

 

ちなみに、私は部活動削減は大賛成なのですが、
部活動こそ頑張りたいんだ、という方もいます。
現場でも意見が分かれるところなのが現状です。

 

 

ただ、少しずつ、
部活動に対する負担軽減の流れは
確かに起きています。

 

 

未来(2020年~)

 

 

希望的観測もふくめて
これからは、
部活動と学校教育は
切り離されていくと
私は思っています。

 

 

つまり、学校外で運動を頑張りたい人は
地域のクラブに入って、
専門のコーチから習っていこう。

ということです。

 

 

子ども側の、「もっと専門的に学びたい」ニーズと
教員側の「業務の負担軽減」のニーズからも、
そうだと思います。

 

 

ちなみに、簡単に言うと、
教員の勤務時間外の部活動指導に関しては、
法的拘束力はありません。
ですから、教員側が拒否しても法的に問題はないのです。
(ここはまだまだ勉強不足のところではあります)

 

 

まとめ

 

 

今日は学校教育の部活動を、
過去、現在、未来と時間軸で分けて
考えてみました。

 

 

私は、学校教育のブラック化を防ぐために
勤務時間(時間量)を減らそうとするのは
ナンセンスだと思っています。

 

 

それよりも、
業務量を減らせなければなりません。

 

 

学校教育において何を最優先し、
それを実践するために、
何を削減していくかを考える時代に
なってきていると私は思います。

 

 

それが、学校における生徒と先生にとって、
より良い選択になると思います。

 

デクの先生としての経験の記録をぜひご覧ください。

 

休職、復職をなぜくり返してしまったのか

 

休職時代に感じた孤独感

 

休職1回目、直前の異変

 

復職して達成したかったこと

 

少しでも学校の先生が働きやすい環境を、
デクは望んでいます。

 

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