不登校を経験した先生
こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。
自己紹介でも触れているのですが、
私は学生時代に、不登校を経験しています。
そうなると、学校を卒業したら、
あとはかかわりたくないと
思いがちかなぁと思います。
ですが、
今、私は教員をしています。
今日は、私がなぜ教員になったのかを
改めて考えてみました。
学校に対する
ポジティブな印象と、ネガティブな印象が
混じったうえで、現在の私につながっています。
それぞれ書いていきながら、
まとめさせていただきますね。
目次
学校に対するポジティブな印象
①最も好きだった授業
教員になりたいなぁと
思ったのは小学生の時からです。
その時、一番好きだった教科があります。
それは道徳です。
私の担任だった先生は、
道徳の授業に対してとても意欲的でした。
道徳では、よくテーマを通して討論会をしていました。
例えば、
『競走馬の安楽死に賛成か反対か』
というテーマを設け、
賛成派と反対派に分かれて
それぞれの意見を交わしていく感じです。
私はその討論がとても好きでした。
理由は、
自分の考えとは異なる意見を聞いて、
「なるほど!そんな考えもあるんだ!」
と、考えの幅が広がっていくのを
実感したからです。
楽しい授業を通して、
私も楽しい授業をつくっていきたい
と思うようになっていました。
②知らず知らずに泣けた経験
中学時代、自然と泣けた経験があります。
それは卒業式の時。
式が終わって、最後のホームルーム。
私たちは合唱をしました。
その年度の秋ごろに、うたった合唱曲です。
その合唱をうたっていると、
中学時代の思い出が
どんどんよみがえっていき、
歌いながらボロボロと泣いていました。
まさか自分が泣くなんて、、
と自分でも驚きながら歌ったのを、
今でも覚えています。
中学時代は部活や勉強、
友達とのかかわりもよく、
良い思い出がつまっています。
今思うと、
中学校生活の感謝と
たくさんの人々との別れの寂しさ
そのような感情が涙という形に
あらわれたのだと思います。
学校に対するネガティブな印象
高校時代、
私はいじめと、授業への不適応で、
不登校を経験します。
①いじめ
高校2年生ごろ、
私は、急に親友から無視を
されるようになりました。
声をかけても、
顔をそらして、どこかへ行く、
というような状態です。
完全に知らんぷりです。
近くにいたときでも、
私に声をかけるのではなく、
あえて、隣にいる友達に声をかける。
そのようなこともありました。
私は衝撃を受けました。
まるで空気のように、
目に見えないものとして扱われるのです。
ましてや、相手は親友でした。
無視の理由もわかりません。
親友の行動から、
私はどんどん、気持ちが
ふさぎ込んでしまいました。
それほど、当時私にとって、
影響力のある親友でした。
②授業への不適応
高校は地元の進学校。
予習復習、宿題がどんどんでます。
授業もガシガシ進みます。
私は数学の先生がとても苦手でした。
すごく威圧的。
答えや解き方が違うと、
怒鳴り散らすような先生です。
私は親友から、
無視をされている状態のとき、
数学の授業で、
問題の答えを言えずにいると、
その先生から、
思いっきり怒鳴られました。
理不尽、あまりにも理不尽。
当時はそう思い、
さらに気持ちがふさぎ込んでしまいました。
そんな出来事が続いたのですが、
気持ちの整理を、当時の私はできませんでした。
そして、無視と授業への恐怖感を
感じたまま日々を過ごしていきます。
学校に行かなきゃ、
でも学校で傷つきたくない、行きたくない。
矛盾した気持ちを抱えるようになります。
しだいに、学校へは行けなくなっていました。
そこから不登校になりました。
復帰からは3か月。
なんとか留年は免れたい想いで、
なんとか早期復帰しました。
しかし、
高校3年生になったとき、
その3か月のブランクを取り戻すのは、
なかなか大変でしたね。。
まとめ
学校に対する
ポジティブな印象を土台に
ネガティブな印象を解消させていきたい
と思い、今の教員につながっています。
私は、
いじめを受け、
そのつらさを知っているからこそ、
いじめを感じて傷ついている人の気持ちに
寄り添えられる自信があります。
私は、
授業への不適応を通して、
高圧的な授業でなくても、
学びのある授業はつくってみせる。
そんな意志があります。
今回の記事を通して、
私自身の教員を目指す出発点に
改めて気づくことができました。
もし私と同じような経験がある方や、
学校に行けず悩んでいる方、
その保護者の方がおりましたら、
何か力になれるかもしれません。
もちろん、内容にかぎらず、
読んだ感想でも結構です。
コメントいただけたら嬉しいです。
メッセージでも構いません。
こちらまで
a.place.in.the.sun.deku@gmail.com
ぜひお願いします。
読んでくださった方が、
私は一人じゃないかも、
と思ってもらえたら幸いです。