文科省の報告から読み取る、不登校支援の現状
こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。
文科省HPに
不登校に関する調査研究協力者会議(令和3年第3回)議事要旨
が報告されていたので、読んでみました。
こちらは、
2021年12月に行われた
会議の記録になっており、
個人的に、とても興味深い内容と感じました。
それと同時に、
文字が羅列した状態で
読むのが大変で、もったいない、
とも感じました。
そこで、この記録の概要を
ざっくりとおさえつつ、
私が感じたことを書きたいと思います。
私が感じたことを、一言で表すと、
不登校のケースを、
出来る範囲でシェアしながら、
社会全体で改めて考えていこう。
というものです。
そのように至った経緯と共に、
シェアしますね。
なお、資料については、
ざっくりとまとめていくため、
説明不足な点が、あるかもしれません。
詳しくは文科省の報告を
ご確認いただけたらと思います。
ご了承ください。
目次
会議の概要3点
会議の流れは大きく3つです。
1 「2020年度の児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査の結果」について補足
2 家庭教育支援と民間支援の実践の報告
3 各委員と共に議論
この3つです。
1について、
私は記事で書いていることもあり、
さらっと読みました。↓↓
今回私は、
2の家庭教育支援と民間支援について、
新たに学ぶところが、多かったです。
家庭教育支援と民間支援について
こちらで紹介されている
家庭教育支援とは、
不登校や子育てに悩む家庭に、
支援員が訪問し、解決していくものです。
事例として、
茨城県坂東市の事例が
紹介されていました。
支援員の方が家庭訪問し、
不登校へのアプローチをするのは、
民間の実践にも、通じるものでした。
民間では
ペアレンツキャンプという所の
実践報告もありました。
どちらも支援員が
各家庭に訪問するなど、
丁寧にかかわっていく様子が
よくわかりました。
そして、そこから
学校と家庭の連携づくりを
大切にしていることも、
よくわかりました。
印象に残ったこと
私が特に印象に残ったのは、
ペアレンツキャンプの実践報告で
述べられた言葉でした。
2つあります。
① 保護者が相談するときは、具体的なアドバイスを求めているケースが多いということ
➁ 子どもは学校に行けるのなら、行きたいと言う声が多く、すべての子どもが学校以外の居場所を求 めているわけではない、ということ
という所です。
①の保護者のニーズについて
たしかに、
子どもが学校に行かない日が続くと、
保護者の方は、気持ち的にも
焦るのではないかなと思います。
1日も早く、登校復帰してほしいはずです。
その想いで相談するわけなので、
具体的なアドバイスを求めるのは、
とても自然な事のように思います。
しかし、実際には、
登校復帰するまで、
少しずつ段階的に進むのが一般的です。
相談を受ける側としては、
保護者の気持ちを汲み取りつつ、
子どもの復学のために、
歩調を合わせていく姿勢が
大切だと改めて感じました。
➁の子どもの居場所について
すべての子どもが、学校以外の
居場所を求めているわけではない、
という言葉も、改めて考えさせられました。
子どもが学校に行けなくなる
理由は様々です。
その理由によっては、
フリースクールや施設、
支援の活用はもちろん必要です。
ただ、同年代の子とかかわることで
高まる力もあると思います。
協調性、思いやり、
コミュニケーション力などがそうです。
本当は学校行きたい、
という願いがある子には、
その願いが叶う事が、
本当に何よりのことだと、
私は思います。
可能な限りシェアしていくことで拓けるものがある
資料を読み、
これからのことを考えると、
私は、不登校の事例を
可能限りシェアしながら、
解決できたらいいなと思います。
理由は、
不登校になる原因は
子どもによってさまざまであり、
解決策も個別的すぎて、
閉鎖的になり、子どもも保護者も
孤独感に陥りやすい、と思うからです。
まさか自分が、自分の子どもが、
と思い悩むこともあるかもしれません。
それでも、実際不登校者は
全国小中学校で約19万人いるのです。
もしも不登校で悩んでいるケースが
約19万人分もあるとしたら、
その想いを共有したり、
解決策をシェアしていくことで、
拓けていくものがあるのではないか、
と私は思いました。
どのような形が
最適なものであるか、
それはまだ掴めていないのが
正直なところです。
私は、この資料を読んで、
自治体、民間などいろいろな団体が、
子ども一人一人の学びを大切にしたい、
という想いがある、
と改めて感じました。
文科省の資料を通して、このように
私が感じたことを発信することも
何かの役に立つのではないか、
と思い、今回書きました。
少しでも、
子どもが学びやすい環境になればと
私は思っています。