生徒の将来を見据えて~春の遊歩道にて~

こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。

 

 

 

散歩をしていると
少しずつあたたさを感じ、
同時に春も感じます。

 

 

 

卒業式シーズンということもあり、
学校での出来事を
よく思い出します。

 

 

 

それは、私にとって
自分がどういう想いで

生徒と向き合ったのかを
ふり返る機会にもなっています。

 

 

 

生徒とのかかわりで、
私が大切にしていたのは、

「相手の気持ちを考えられる大人になってほしい」

という考えです。

 

 

 

とても漠然としているもの
ではありますが、

この考えを
私はとても大切にしています。

 

 

 

今回の記事は
どのような経緯で、
この考えに至ったのかを
書いていきます。

 

 

よかったらご覧ください。

 

 

 

目次

ある先生の考え方に衝撃を受けた

 

 

 

教員になって
3年目頃の出来事です。

 

部活動(野球部)指導において
悩んでいた私は、

 

中学野球指導の専門雑誌を
よく読んでいました。
(今は休刊になっているようです)

 

 

 

高校野球とは違い、
中学野球は
どこにでもある
公立中学校が
全国の強豪校、
ということもあります。

 

 

 

私は、

「そうであるなら、その分、
先生の指導力がより一層大切なのではないか?」

と思いながら読んでいました。

 

 

 

雑誌には、
様々なチームの取り組みや、
先生の指導に関する考え方が
記載しています。

 

 

その中で、読みながら
とても感銘をうけた先生がいました。

 

 

 

技術指導と生徒指導のバランスが理想的

 

 

 

その先生は、

野球を上手くさせること、

学校教育の一環として指導することのバランスを

うまくとっていました。

 

 

このバランスをとることは
非常に難しいです。

 

 

※この実体験については、
後日記事にしたいと思います。

 

 

どのようなものか、
というと

 

 

例えば、

 

  • 技術的なポイントを押さえて教えたり、
    練習の目的をあらかじめ伝える

 

  • 活動に取り組むときは、
    部長をはじめとしたリーダーを中心に話し合い、
    実行する

 

  • 取組後、リーダーを中心に取り組みの反省し
    次の活動に活かしていく

 

  • 先生は適宜、声をかけたり
    技術的なアドバイスをする

 

といったスタイルでした。

 

 

 

先生が教え込む、
というより
生徒の主体性を大切にする姿勢を
とても感じました。

 

 

その指導スタイルは、
私の1つの理想でした。

 

 

 

衝撃的な言葉

 

 

 

実際にその先生には
会ったことはありません。

 

 

ですが、
雑誌のインタビュー越しに記載された、
ある文章は今でも覚えています。

 

 

 

それは、

私は、
その生徒が30歳になったとき、
どのような大人になってほしいかを意識して指導している

という言葉でした。

 

 

「この先生は、生徒の15年以上先を
見据えて指導しているのか⁉」

 

 

と、衝撃を受けました。

 

 

 

でも、だとすると、

生徒にいろいろと
主体的に取り組ませる意図も

なんとなくわかりました。

 

 

 

自分事にあてはめると

 

 

 

そのような指導を参考に

いざ、
自分事にすると
新たな悩みができました。

 

 

それは、
生徒が30歳ごろになった時、

どういう大人になってほしいかを
自分の中で明確にすることです。

 

 

当時はそもそも
自分もその年齢に
達していませんでした。

 

 

 

ただ、自分がそれまで、
校内外、様々な人とかかわって、
大切だなと思ったことはありました。

 

 

 

それは、
相手の気持ちを考えられる大人
になってほしい
ということです。

 

 

 

様々な考えが駆け巡る中で、

 

 

どんなに様々な技術を学び、
習得したとしても、

1番大切なのは、
その人の性格や内面的な部分ではないか?

 

 

だとしたら、

 

人と人がかかわる上で、
大切なのは、自分だけでなく、
相手のことも考えられることが
何よりなのではないか?

 

 

という考えに
たどり着きました。

 

 

 

それが明確になったら、
自分の中で、
指導の悩みが、
とてもやわらいでいったのです。

 

 

 

子どもの将来につながっていればいいなぁ

 

 

 

相手の気持ちを考えられる、
というのは、
どんなに時代が変化したとしても、
大切なことだと思っています。

 

 

 

この考えは
部活動に限らず、

私が学校で生徒とかかわるうえで、
大切な考えの1つになりました。

 

 

 

実際、
生徒が30歳になるのは、
まだ先の話になります。

 

 

 

時は3月。
卒業の時期。

 

 

今年もかかわった生徒が
高校や中学校を卒業していきます。

 

 

 

そういった指導が、

 

生徒のこれからに
何かしらの形で
つながっていればいいなと

 

ほんのりあたたかな遊歩道にて
私は感じたのでした。

 

 

 

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