時をこえる思い出 ~瞬間の永続性~
こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。
『自分を見つめる もうひとりの自分』
という本を読みました。
この本は、
私がを休職していたときに、
同僚の先生が
渡してくれた本です。
改めて
読んだのですが、
深く印象に残った文があります。
それは、
心が揺さぶられた瞬間は、
決して消えることのない永続性のあるものなのだ。
という文です。
著者の
柳田邦男さんによると、
これを
『瞬間の永続性』
とおしゃっています。
この瞬間の永続性は、
私の中で
強く共感しました。
今回、
シェアできたらと思い、
書いていきたいと思います。
目次
瞬間の永続性とは
まずは、
瞬間の永続性について、
改めて、
本を引用して紹介します。
講演での語りかけや音楽の演奏などは、
その場限り、その瞬間限りで、虚空に消えてしまう。
しかし、語る内容に強く共感した瞬間のことや、
演奏に激しく心を揺さぶられた瞬間のことは、
心にしっかりと刻まれて、いつまでも記憶に新しい。
そのことを、私は「瞬間の永続性」という言葉でとらえ、大事な考え方にしている。
物体などに
残るものではなく、
心に残るもの、
それが、
いつまでも瑞々しく残っている
そんなイメージとして
私は捉えました。
心揺さぶられる瞬間として思い出したもの
みなさんは、
瞬間の永続性のある
思い出はありますか?
私はありがたいことに、
いくつか思い浮かびました。
その中でも、
印象深いのは、
担任していたときの
クラス合唱の姿です。
クラスとして、
合唱に力をいれるのは、
文化祭の
合唱コンクール前になります。
この期間は、
個人的に
とても好きな期間でした。
曲の音色
響く歌声
真剣なまなざし
そのどれもが、
日に日に良くなっていく、
それは
充実感のある、
なんともいえない光景でした。
コンクール本番の合唱は
もちろんのこと、
結束して歌う姿は、
今でも私の記憶に残っています。
そして、それが
私の支えにも
なってくれています。
きっと私にとって、
クラス合唱の思い出は、
瞬間の永続性と
呼ばれるものだと思います。
あたりまえにするのがもったいない
ちなみに、
その当時のCDもあるのですが、
めったに聞いていません。
それは、
当時の出来事を
手軽に思い出して、
あたりまえにするのがもったいない
と思うからです。
それだけ、
私にとって
貴重なものなのかな
とも思います。
瞬間の永続性は時をこえる
今回は、
瞬間の永続性について
書いてみました。
それは、
思い出と呼ばれる、
過去のもの
とも言えるかもしれません。
ですが、もしも
その思い出によって、
今に活かされているのならば、
過去などの
時間の枠組みはなくなり、
あらゆるものが、
今につまっている
とも考えられる
かもしれません。
これから、新たな、
瞬間の永続性に
出会える機会も
あるかもしれませんし、
楽しみです。
自分の中で、
心からありがたいと
思える出来事を、
昨日の事のように
思い出せました。
それ自体、
本当にありがたいですね。
心から感謝致します。