自分を理解するきっかけをつくりたい!
こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。
以前、
私は抑圧した気持ちが強く、
自分の本音が
わからない状態が続いていました。
最近、
私の抑圧している、心のフタは、
できない自分を見せる怖さだった
と感じています。
その気持ちの存在を知ると
心がとても軽くなりました。
そして、今は、
誰もが自分を
理解するきっかけを
つくっていきたいと
思っています。
今回の記事では、
自分の抑圧した気持ちは
どこからきたのか?
それでどんなことが起きたのか?
を書きました。
そこから見えてきた、
自分の本音と今後にも、
気づくことができました。
もしもあなたが、
なんだか生きづらさを
感じていて、
「どうしたらいいのだろう?」
と悩んでいるのなら、
この記事が、
あなたの悩みに、
そっとたたずむもの、
になればいいなと思っています。
目次
できない自分はダメと刻まれた出来事
唯一の補欠
小学生の頃、
剣道のスポ少に通っていました。
同学年で通っているのは、
私を含め6人。
楽しむことよりも
全力で勝ちを目指す
チームでした。
大会に出られるのは、5人。
私は補欠でした。
友だちと一緒に
練習してきたけど、
自分だけ大会に出られない。
友だちが活躍する姿に、
私は少し複雑な気持ちでした。
事実以上に辛かったこと
実は、
補欠よりも
辛いことがありました。
それは、
父が、私の補欠の事で
家で不満を言ったり、
声を荒げていた
ことです。
父も悔しかったのだと思います。
居間で荒げた声は
隣の部屋でも
聞こえてきました。
私は怯え、
震えました。
父の怒りの声を聞くと、
「自分が補欠だからなんだ」
という気持ちになりました。
チャンス、ケガ、衝撃
ある大会中、
私にチャンスがきました。
不調の子に変わって、
出番です。
その日は調子が良く、
アップにも力が入りました。
しかし、
張りきっていると
アップ中に、
袴を足にひっかけ、
転倒してしまいました。
今までにない痛みで、
足が腫れ、
動けなくなってしまいました。
交代は取り消しです。
私は、
痛みを感じながら、
「せっかくのチャンスを活かせなかった」
と落ち込んでいました。
すると、
父がやってきました。
父は、開口一番、
「なんでケガなんかするんだ!」
と、怒鳴りました。
私にとって、
その怒鳴りは、
衝撃的でした。
【自分はできない姿を
見せてはいけない】
【できないなら、
努力して克服していくしかない】
【でなければ、
認められることはない】
そんな考えが
刻まれたと思います。
できない自分を見せたくない
努力する姿をみせる動機になっていた
できない自分を
見せたくないから努力する
これは、
私にとって、
有効だった部分もあります。
努力の成果として、
学校の教員にもなれました。
家族も喜んでくれました。
先生として、
子どもにかかわることは
楽しい時間でした。
何事も、まずは自分が
できるところを示して、
生徒が、
頑張るきっかけになりたい
そんな想いでした。
生徒はとても
喜んでくれたし、
私もやりがいを
感じていました。
問題発生
学校の先生になって、
想像以上に仕事は
多岐に渡ることを
知りました。
やったことがないこと、
苦手なこと、
たくさんありました。
当時、私は、
「とりあえずやってみる精神」
が強く、
断るなんてもってのほか。
機会があれば、
挑戦をしていました。
しかし、
仕事を抱え込みすぎて、
徐々に自分で対応することが
難しくなっていきました。
正直に、
できませんと言えません。
苦しいかも…。
という気持ちでした。
すると、
当時できていたこと、
喜び、楽しさも、
そこにはあったはずなのに、
できないことばかりに
目が向くようになります。
途中でできないと
言ったら迷惑をかける
できない自分は見せたくない
と、必死でした。
しかし、
鼓舞する想いとは反対に、
身体が動かなくなっていきました。
体調を崩し、休むと
余計に罪悪感が高まりました。
生徒は学校で
頑張っているのに、
どうして自分は
動けないんだろう
気持ちが焦り、
休まりません。
やるしかない。
でも、
身体は動きませんでした。
うつ病になっていました。
似た人とのつながり
うつ病になってから、
復職、休職を
くり返すようになりました。
そんな状況を診て、
お医者さんから、
復職支援プログラム付きの
病院を紹介していただきました。
そこには、
私と似た性格の人、
境遇の人がいました。
同じように
悩んでいる人がいることを知り、
私は安心感を
感じていました。
自分だけじゃないのかも
少しずつ、
かかわってみると、
共感するところが多く
気が合うなぁと感じました。
みんな、
抱えているものが
ありながらも、
それぞれ、
素敵なところを感じました。
私は少しずつ、
自分の本音を
出していきました。
自分の気持ちを話す、
考えていたことを話す、
普通のことなのかもしれません。
ですが、
先生としてではなく、
1人の人間として話せたこと、
それをみんなが真剣に
話を聞いてくれたことは、
とてもありがたかったです。
できることに挑戦
少しずつ
回復していくと、
私は、
学校と同じように、
施設内で
模擬授業をしてみました。
「できることをやってみたい」
私にとって、
本音を表現した挑戦でした。
実際にしてみると、
参加者の方は、
「久しぶりに頭使ったわ 」
と、笑いながら、
感想を述べてくれました。
私は、
その喜びを感じると同時に、
これまで、学校で
自分ができていたこと、
そして子どもが
喜んでくれた出来事が、
すごくありがたいこと
だったんだと
少しずつ
実感していきました。
私の中で、
できないことに
こだわるよりも、
できることに力を注いで、
喜んでもらえるのが、
何よりも
うれしいことではないか
と思うように
なっていきました。
誰もが自分を理解するきっかけをつくりたい
無事に復職できたその後。
今自分にできること、
できないことを考えたときに、
私は最終的に、
学校の先生から距離を
置くことにしました。
今の自分が
できるところから動いてみて、
その中で、
喜んでくれる人が
いることを大切にしたい
と思っています。
できないことが
なくなったわけではありません。
今でも、
できないことにぶつかると、
怖くて避けたくなる
気持ちが出てきます。
それでも、少しずつ、
その気持ちをなだめたり、
向き合ったりしながら、
自分との付き合い方が
進歩していると思っています。
それはきっと、
ちょっとした前進に
気づけることを
自分が喜んで
いるからだと思います。
自分ができないことを知り、
認めていくと、
相手ができる姿を見て
素直にすごいなぁと
思えるようになっていきます。
これから私は、
誰もが自分を理解する
きっかけをつくりたい
そんな想いが
高まっています。
突き詰めれば、
それは、
私自身を理解することであり、
相手を理解することに
つながっていくのでは
ないでしょうか。
これからも、
私はその歩みを
楽しみながら
進めてみます。
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