心の声を聞く手助け 『RAMPS』
こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。
子どもの心の状態を把握するシステム
をご存じですか?
RAMPSとは、
タブレット端末によって、
子どもが質問に答えていき、
心の状態を診ていくものです。
子どもの心が不調であれば、
質問の回答を参考に、
ケアに役立てていきます。
北陸の学校を中心に導入が
進んでいるようです。
これらは、
子どもの心の声をすくい上げる
大切な試みであると思います。
私は下の記事を読んで、
RAMPSを初めて知りました。
保健室のタブレットで心の不調をキャッチ 11の質問から命を守る取り組み(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
今回は、
この記事をもとに
私が感じたことを
書きたいと思います。
最後にまとめも
加えています。
読むのが大変な人は、
目次から、
まとめだけでも
読んでみてください。
目次
記事から感じたこと
記事をもとに、
私は2つのことを感じました。
それは、
①開発者の想い
➁RAMPSの最大のメリット
です。
それぞれ感じたことを書きます。
①開発者の想い
RAMPS開発者は
北川裕子さん。
北川さん自身、
学生時代、
親友を自殺でなくした経験があります。
当時の悲しみ、
行き場のない想い、
北川さんの気持ちは
とても辛いものだったと
想像します。
そこから
教育学と子どもの心身のケアを学び、
養護教諭の免許を取得されました。
特に
私がすごいと思ったところは、
「養護教諭として、学校の子は救えたしても、
その逆もありうる。」
と感じ、
その差を埋めようと、
養護教諭ではなく、
自殺研究者の道を選択した、
というところです。
「悩んでいる人を幅広く救いたい」という想い
思えば、
私も復職後
学校では、
復職前よりも
生徒の悩みを聴く機会が
増えました。
別にこちらが
意図したわけでは、
ありません。
自然と生徒が寄ってきて、
ぽろぽろと話してくれました。
そういった経験を積み重ねると、
自分だからこそ、
悩みに寄り添えることがあるのではないか、
と感じるようになりました。
同時に、
目の前の子ども以外にも、
悩みや葛藤を
抱えている子がいるのではないか?
とも感じました。
ですから、私は、
「自殺で命をおとす悲しみは繰り返してはならない」
「幅広く、たくさんの人の命を救いたい」
そんな北川さんの強い意志に
共感したのだと思います。
➁RAMPSの最大のメリット
北川さんは、その後、
「大人から手を差し伸べないと、
子どもの命は救えない」
という考えから、
開発に着手したと語っています。
RAMPSは、
大人から、
どのように手を差し伸べるか、
具体的に
サポートできるものです。
もしかしたら変に思われるんじゃないか、という不安
保護者との話で、
「子どもは、家ではあまり話をしてくれない。」
と聞くことがあります。
だからといって、
子どもは
何も考えていない、
わけではなくて。
その子なりの心の声は必ずあって、
悩みや葛藤があります。
もしかしたら、
その子には、
悩みを打ち明けたら、
変に思われるんじゃないか?
という不安もあるかもしれません。
その点、RAMPSは、
最初、タブレットの質問に
答えていきます。
心の声を吐き出す、
最初のハードルがとても低いのです。
これがRAMPSの
最大のメリットだと思います。
質問の回答を経て、
その子が具体的に、
何に悩んでいるかを知ることができます。
悩みを、
言う側も聞く側も
把握したうえで、
聞くことができるのです。
まとめ ~声にならない心の声をすくいあげるために~
今回の記事をまとめると、
①開発者の幅広く心のケアに役立ちたい想いに強く共感!
➁RAMPSの最大のメリットは、打ち明ける最初のハードルが低いこと
といえます。
子どもの心の声は、
自分でうまく処理できるといいですが、
決して簡単なことではありません。
大人でも難しい時があります。
かといって、
うまくいかない心の声を、
無いもののようにしたり、
放置し続けると、
さらに危険な状況に
なってしまいます。
RAMPSは
子どもの心の声をすくいあげることに
大いに役立つものです。
こういった取り組みが
広がってほしいです。
そして、
子どもの悩みが少しでも解消され
より良く生きてほしい。
そう思っています。
今回の記事の参考資料はこちらです。
保健室のタブレットで心の不調をキャッチ 11の質問から命を守る取り組み(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
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さまざまな取り組みを
している学校が多くあります。
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