令和2年度版 不登校者数は全国でどのくらいか?
こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。
先月、10月13日に文科省から、
令和2年度の不登校者数に関する
調査結果が報告されました。
令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について PDF
(不登校は69ページ目から)
(概要の方が見やすいかもしれません↓)
調査結果によると
不登校者数は
昨年度よりも増加しました。
どのくらい増えたのか?
を具体的に。
そして、
今後の問題点は何か?
を考えてみました。
昨年度との比較を通して、
不登校の現状と
これからを考える機会
になれば幸いです。
最後に全体のまとめもあります。
さっと読みたい方は、
目次からご活用ください。
目次
調査結果のまとめ
今回の資料は、
いじめの件も含め
130P以上にも及ぶものなので、
ざっくりと
不登校の部分をまとめます。
調査結果によると、
令和2年度の小・中学校(国立、公立、私立)
不登校の生徒数は、
全国で196,127人になっています。
そのうち、
小学生は63,350人
中学生は132,777人
となっています。
これは、
コロナウイルス感染回避による欠席とは別です。
また、
全体の小・中学生
9,578,674人に対して、
2%の生徒が不登校
という現状です。
全国の小学生、中学生
それぞれの生徒数に対しては、
小学生6,333,716人に対して、1.0%
中学生3,244,958人に対して、4.1%
となっています。
昨年度との比較
昨年度と比較をします。
不登校者総数は
昨年度よりも
14,855人増加しています。
そのうち
小学生は10,000人
中学生は4,855人
増加しています。
不登校の%に関しても、
昨年度から、
全体が1.9%→2.0%
小学校0.8%→1.0%
中学校3.9%→4.1%
と増加しています。
ちなみに、
全国の小中学校の生徒数は、
約6万人減少しています。
生徒数の総数が
減っているなか、
不登校者数が
増えている傾向は続いています。
グラフも掲載します。
ご覧下さい。
(見づらいかもしれません。ご了承ください。)
グラフ 不登校者数の推移
グラフ 学年別の不登校者数
今年度の結果から気になったこと
今年度の調査結果を見て
気になったことは、
小学生の不登校者数の増加です。
昨年度より数が
10,000人増えています。
この増加数は資料中、
過去最高です。
さらに、
直近5年間の小学生の
不登校者数を
資料から抜粋すると
2016年度 30,448人
2017年度 35,032人
2018年度 44,841人
2019年度 53,350人
2020年度 63,350人
となっており、
ここ5年間で
不登校者数は2倍以上に
なっていました。
実際調べてみて、
わかったことなのですが、
正直、驚きました。
不登校の要因は何か?
文科省の資料には、
不登校の要因も
記載されています。
小中学校共に、
挙げられる要因として
多いのは、
・無気力、不安
・生活リズムの乱れ、遊び、非行
でした。
特に昨年度は、
コロナによる
子どもの影響を想像すると、
負担が大きかったのではないか
と思っています。
大人は何ができるか
このような調査結果を知ると、
何かできることはないかと
強く感じます。
さきほども書きましたが、
特に気になるのは、
小学生の高学年からの不登校です。
まさにその時期は、
心身の発達においても、
とても大切な時期だと思います。
年齢と共に
体は発達していき、
周り生徒との交流の中で、
心の発達が促されていきます。
学校は
心の発達をつくっていく場
でもあります。
もちろん、
不登校の子どもを無理矢理、
登校させるのが
解決策ではありません。
子どもの事情に耳を傾け、
寄り添っていくことが最初の1歩です。
私は、
不登校の子が、
本当は登校したいのに、
できないんだ、
という想いで苦しくなっているのなら、
何とかしたいという想いがとても強いです。
昔の私もそうでしたので。
まとめ
最後にまとめます。
・令和2年度の全国不登校者数は約19万5千人(コロナ感染回避とは別)
・昨年度より約1万5千人増加した
・そのうち小学生が昨年度より1万人増加した
・直近5年で、小学生の不登校者総数が3万人から6万人に倍増している
・要因は無気力、不安、生活リズムの乱れ、遊び、非行によるものが大きい
・心身の発達を考えても、子どもの事情に寄り添う姿勢が不登校対策の第一歩になる
今回は不登校者数から、
子どもの教育を考えました。
何かできることを探しながら、
子どもにとって、
より良い教育を
考えていきたいと思います。
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不登校者数は全国でどのくらいか?文科省の調査結果より(令和元年度)
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