TRICKと共にいじめについて考える
こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。
前回に引き続き、TRICKに関する内容です。
TRICKとは、
T TRUST(信頼)
R Respect(尊重)
I Independence(自立)
C Collaboration(協力)
K Kindness(優しさ)
の頭文字をとって提案された教育法です。
TRICK スティーブ・ジョブズを教えYouTube CEOを育てたシリコンバレーのゴッドマザーによる世界一の教育法 (文春e-book)
本の中では、
著者がいじめについて
述べている部分がありました。
今回は、
本を読んで共感した所と
私の経験を合わせながら、
いじめについて、
大人ができることは何か?
を考えていきたいと思います。
目次
著者のいじめについての考え
まずは本書で述べられている
いじめに関する内容を紹介します。
いじめの核心部分
本書では、TRICKにおける、
Kの部分、優しさに関する章で、
述べられています。
最初は、
攻撃的な子どもに対して
どのように対応したらいいか、
という所から始まります。
大まかに要約すると、
子どもは、育ってきた環境が影響して
つい他の子どもを見て、
攻撃をしてしまうことがある。
それは思春期ゆえの部分でもあり、
大人としては、心広く許し、
正していくことが求められる
と語られています。
子どもの過ちをゆるす、
大人の精神的な広さも
大切だなと感じます。
さらにそこから、
ネットによるいじめの増加の現状に
目を向けていきます。
著者は、
『いじめの核心にあるのは優しさの崩壊だ』
と述べており、
いじめている側の心のケアの重要性を
主に語っております。
いじめよりもつらいこと
そして、著者は、
『いじめよりつらいことがある』
とも述べています。
みなさんは何だと思いますか?
『それは仲間外れである』
と著者は述べています。
クラスやコミュニティで仲間外れになる事が、
何よりもつらいことである、
それは、生徒と過ごした日々を通して、
著者が感じたものでした。
だからこそ、
コミュニティが安全を守るため
優しさをもって、
かかわることが必要だ
と語られていました。
いじめを経験した私が考えたこと
本を読みながら、
私は教員という立場よりも、
学生時代に経験した、
いじめを思い出しました。
私が経験したのは、
本で語られている、
仲間外れ、という、いじめです。
前日まで、
仲の良かった友人に、
突然無視され、
グループの中から、
つまはじきにされました。
心当たりのない出来事で
私はショックを受けました。
体は存在しているのに、
無いもののように扱われる。
当時の私にとってそれは、
存在を無いものにされているような感覚でした。
当時の辛かった事を
思い出しました。
同時に、そんな中、声をかけてくれた、
別の友達の優しさも思い出しました。
本当にありがたかったし、
救われた思いでした。
本に述べられている、
仲間外れによる心のダメージは、
その通りだなと共感しました。
そして、
心の痛みに寄り添ってくれることが、
傷ついた子どもにとっては、
何よりの癒しになると思いました。
いじめを受けた側、
いじめをする側、
どちらも優しさをもって、
かかわっていくことが
大人のできることではないでしょうか。
TRICKの最後のしめは優しさである
以上のように、
TRICKを読んで感じたことを
まとめてみました。
今回はTRICKのKの部分、
優しさにフォーカスされていますが、
本の最後のしめとして、
納得の内容でした。
子どもとのかかわりだけでなく、
人とのかかわりの中で、
お互いに成長していく機会は
たくさんあると思います。
そんな成長の機会に
活用できる内容が
TRICKには詰まっていました。
興味のある方は実際に、
本書を読んで見るのもいいと思います。
TRICK スティーブ・ジョブズを教えYouTube CEOを育てたシリコンバレーのゴッドマザーによる世界一の教育法 (文春e-book)
他にも今回の内容に関する
記事もありますので、ぜひご覧ください。