「無」を読んで知った瞑想のメリット、デメリット

 

こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。

 

 

 

最近、「無 最高の状態」
という本を読みました。

 

 

 

内容は、
現代人が感じる苦しみに対して、
無の状態を目指して対策していこう
という本でした。

 

 

 

 

端的にまとめるには、
なかなかハードな本ですが、
とても印象に残っている部分がありました。
それは、瞑想によるデメリットについてです。

 

 

 

 

 

 

具体的に挙げられたデメリットは3つ。

・モチベーションの低下
・ネガティブな感情の増加
・自己本位な思考の強化

です。

 

 

 

 

なかなか衝撃的でした。

 

 

 

本書はあくまでも、
瞑想のメリットを語った上での、
デメリットの紹介になっているので、
どうかあしからず。

 

 

 

 

 

むしろ、瞑想の効果によって
デメリットが引き起こされると
捉えることもできました。

 

 

 

 

私にとって、
目からうろこの内容です。
具体的に紹介しながら、
感じたことも書きたいと思います。

 

 

 

 

 

目次

観察→瞑想によるメリットとデメリット

 

 

 

 

瞑想のメリット

 

 

 

本書では、
苦しみの感情を停止するために、
観察という技法の1つとして、
瞑想を紹介しています。

 

 

 

 

 

本書で語られる、瞑想≒観察のメリットは、
脳の機能的・構造的な変化によって

・メンタルの改善
・集中力と記憶力の向上

がみられる、ということです。

 

 

 

 

私自身も、
瞑想はメンタルを整える上で、
とても有効だと実感していました。

 

 

 

 

ただし、これらの変化は
表裏一体とも言えそうです。

 

 

 

これから紹介する
デメリット部分もご覧ください。

 

 

 

 

瞑想のデメリット

 

 

 

本書のP.225に記載されておりました。

 

 

 

 

①モチベーションの低下

ワシントン大学の実験では、15分間の瞑想を行った被験者は、
普通に休憩を取ったグループよりも、
作業へのモチベーションが約10%低下しました。
これは瞑想によって自己の感覚が薄まれたせいで、
未来への目標に向かう気持ちが下がったものと考えられます。

 

 

 

 

➁ネガティブな感情の増加

神経科学者のウィルビー・ブリットンのレビュー研究により、
定期的に瞑想を行う者の約4分の1が、パニック発作、鬱病、
解離感などの副作用を報告したことが明らかにされています。
瞑想で集中力が高まった結果、
自分の感情へ過度に敏感になったのが原因のようです。

 

 

 

③自己本位な思考の強化

366人を対象にしたテストでは、
瞑想のトレーニングを行ったグループの一部は
慈善団体へのボランティアなどに参加する意志が大きく低下しました。
同様に、162人に4週間の瞑想を指示した試験でも、
トレーニングを続けたグループはナルシシズムの度合いが大きくなり、
自己が消えるどころか逆に自意識が増強されました。
こちらもまた、瞑想で集中力が高まったせいで、
逆に自己へ意識が向きやすくなったのだと思われます。

 

 

 

 

これらを読んでいくと、
メリットがあるがゆえに
デメリットにもつながることがよくわかりました。

 

 

 

 

メリット、デメリットを知った上で活用を

 

 

 

 

私が今まで、読んできた本は、
わりと瞑想のメリットを紹介するに
留まっていた本が多かったように思います。

 

 

 

 

ですがこの本は、
瞑想のデメリットの可能性も
あきらかにしてくれました。
率直に伝えてくれることにも好感が持てます。

 

 

 

瞑想はある程度の効果を知りつつ、
バランスをみて取り組むのが良さそうですね。

 

 

 

個人的に興味深い内容でしたが、
今回の記事に興味を持ってくだされば、
ぜひこちらの記事も読んでみてください。

 

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