10年以上授業をしてきた私の心構えと3つの実践

 

こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。

 

 

 

 

前回の記事では、
文科省が出した、
個別最適な学びについて、
意見を述べました。

文科省が「個別最適な学び」を目指している事を知って

 

 

 

 

これまで、
私は学校の授業で、
一人一人の学習を保障したい、
という想いで取り組んできました。

 

 

 

 

 

 

結果的に、
その想いは、かかわりを通して、
生徒に伝わっていたように思います。

 

 

 

というのも、その年の授業が終わった頃には、

 

「問題が解けるようになってうれしかった。」
「わかりやすかった。」
「先生の授業からこの教科が好きになった。」

 

というような言葉をもらっていたからです。

 

 

 

とてもうれしいし、
本当にありがたいことでした。

 

 

 

 

今こうして、
振り返ってみると、想いだけでなく、
私なりに、
生徒一人一人の学びを保障するために、
意識していたことがありました。

 

 

 

 

今回の記事では、
その心構えと実際に取り組んでいたこと
を書いていきます。

 

 

 

 

教える、または、伝える
という点でも、
様々な方の役に立つように思っています。

 

 

 

 

目次

2つの心構え

 

 

 

 

まず、授業を日々行っていく上での、
心構えについて、簡単に書きたいと思います。
(1学級40人、授業50分、と考えています)

 

 

 

 

1人対40人 ではなく、1人対1人×40人分

 

 

 

 

これは、授業の際、
学級全体に話をする、
というより、
学級にいる○○さん、○○さん、
というように、
1人1人に話をするように意識する、
ということです。

 

 

 

 

私1人があなた1人に話をする。
これを40人分する、ということです。

 

 

 

 

50分であれば、
何かしらの形で1人1人とかかわる、
という意識を大切にしていました。

 

 

 

 

リスペクトは必須

 

 

 

 

リスペクトとは、
良い、悪いの判断を手放して、
相手の事情、気持ちを
受け入れる姿勢のことです。

 

 

 

 

授業では、
正解、不正解や、
時間などに気をとられてしまい、
リスペクトまで、
意識がまわらないことがあります。

 

 

 

 

ここでは、
細かなことまでは書きませんが、
頭ごなしにジャッジをせずに、
相手の事情の理解に努める、
ということです。

 

 

 

 

これは必須だと思っています。

 

 

 

 

3つの実践

 

 

 

大まかな心構えを土台に、
授業中に実践したことを3つ紹介します。

 

 

 

①視線と体の向きを1人1人に向ける

 

 

 

心構えと連動していますが、
1人1人の学びを保障するには、
1人1人を見ることが必要です。

 

 

 

そのため、
視線や体の向きを1人1人に向けていました。

 

 

 

 

 

授業の一例を挙げると、
黒板に文字を書く時は、
黒板にへそをむけるのではなく、
半身でも体をひらいたり、
視線をおくりつつ、
板書をするのを基本としていました。

 

 

 

 

 

授業中は、学習内容を正確に伝えたり、
見やすく板書したりと、
やることも多いため、

これって意外と難しいです。

 

 

 

 

 

 

ここで、大切なことは、
先生が生徒に対して1人1人見てますよ、
というのを示すことです。

 

 

 

 

②1人1人のノートに〇つけと称し、励ましの声をかける

 

 

 

 

授業では、解説だけでなく、
実際に問題に取り組む時間もあります。

 

 

 

 

私の中では、問題演習は、
絶好の励ましの時間でした。

 

 

 

 

問題を解いている最中に、
1人1人の机に移動して、
ノートに〇をつけていきます。

 

 

 

そして、
「いいねっ!」「いい感じ!」「その調子!」
と言った言葉をかけていきます。

 

 

 

 

答えが間違っていても、
「ここまで合っているよ」と言ったり、
「ちょっとここを周りの人と確認してみて」など、
テンポよく声をかけていきました。

 

 

 

 

アドラー心理学でいう、
勇気づけのイメージでしょうか。

 

 

 

 

私自身、
1人1人の理解度もざっくり把握できますし、
生徒の解いてみようという意欲を
高めていたように思います。

 

 

 

 

 

③学び合いの時間をつくり、かかわりの力で理解を深めてもらう

 

 

 

 

正直、1人1人の理解を深めるには、
私が1人が教えることに限界があります。

 

 

 

 

そのため、
問題演習では、〇つけの他に、

学び合い、と称し、周りの人と確認、相談、
協力の時間を意図的につくっていました。

 

 

 

 

これは、特に、
苦手意識をもつ子に対して、
とても有効でした。

 

 

 

大人からの言葉より、
子ども同士での言葉の方が、
頭にスーッと入ることが多々あります。

 

 

 

 

 

また、50分という時間の中に、
交流の時間を意図的に組むことで、
教室の空気が和みます。

 

 

 

 

時間配分という視点からも、
授業中に、メリハリが生まれ、
有効でした。

 

 

 

 

教える、伝える事の役に立てればうれしい

 

 

 

 

授業の進度などに応じながら、
基本的な実践は、
以上のように取り組んでいました。

 

 

 

 

「生徒一人一人の学びを保障させてあげたい」

その想いは、
きっと私だけでなく、
多くの学校の先生が
持っていると思います。

 

 

 

 

 

 

また、このことは、
学校で教えるに限らず、
何かを教え、伝えることに
共通で使えるものだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が実践したものが、
様々な人の役立つことが、
あればうれしく思います。

 

 

 

 

 

私が、10年以上、
試行錯誤したものなので、
まだまだ言葉に出来ていないことも
あると思います。

 

 

 

 

今回の記事から、
詳しく知りたいことがありましたら、
コメントやメッセージなど、
気軽にしてもらえたらうれしいです。
必ず返信します。

 

 

 

 

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よかったらご覧くださいね。

 

 

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