「教師のバトン」は現場の声を、率直に伝えている

 
こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。
 
 
 
 
 
 
文科省の取り組みで、
『教師のバトン』
という取り組みがされていますが、
聞いたことはありますか?
 
 
 
 
 
 
 
今から3か月前に始まったプロジェクトで、
ニュースで報道されたこともあるので、
知っている人もいるかもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
私自身、学校の現場にいた身としては、
この話題について、とても興味があります。
 
 
 
 
 
 
今回は、この教師のバトンについて、
感じていることを書きたいと思います。
 
 
 
 
 
 

目次

教師のバトンとは?

 
 
 
 
 
 
 
文科省が掲げているプロジェクトの1つで、
目的は教職の魅力を上げ、
教師を目指す人を増やすことです。
 
 
 
 
 
 
そのために、
教職の魅力をより多くの人に伝えるために、
教師のバトン、というタグをつけ、
Twitter等のSNSで発信しようという活動です。
 
 
 
 
 
詳細はこちら
「#教師のバトン」プロジェクトについて:文部科学省 (mext.go.jp)
 
 
土台となるプランはこちら
『令和の日本型学校教育』を担う教師の人材確保・質向上プラン:文部科学省 (mext.go.jp)
 
 
 
 
 
 

魅力を伝えるはずが思わぬ方向に

 
 
 
 
 
 
 
この取り組みは、
実際に始まると、
文科省の目的とは違う方向へと進みました。
 
 
 
 
 
 
 
どういうことか、というと、
教師のバトンに投稿される多くが、
現役教師の現場で経験した嘆き
となってしまったのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
例えば、
残業、部活動といった労働環境に対する意見や、
地域や保護者とのかかわりへの負担感を嘆く声、
といったものです。
 
 
 
 
 
 
 
魅力というポジティブな声ではなく、
過酷さというネガティブな声が集まってしまった

というのが実情でした。
 
 
 
 
 
 
 
報道された内容はこちらです。
 
 
“教師のバトン” 想定超える悲痛な声 | 教育 | NHKニュース
(2021年4月8日付)
 
 
WEB特集 「子どもたち、ごめんね」 “#教師のバトン”は、いまどこに? | 教育 | NHKニュース
(2021年4月30日付)
 
 
 
 
 
 
 

私は投稿内容に共感しました

 
 
 
 
 
 
 
ここでは、教師を退職した私が、
教師のバトンについて、
今現在の思っていることを書きます。
(Twitterで検索して読みました)
 
 
 
 
 
 
 
正直、投稿の内容は、
とても共感することが多かったです。

中には、想像して、
胸が苦しくなる投稿もありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
私自身、教師の仕事のやりがいは感じていましたが、
業務の負担は、想像以上のものがありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
休みの日があっても、
次の日からの授業、部活動の準備等もあり、
心を休めるのが、本当に難しかったです。
 
 
 
 
 
 
なので、投稿を見て、
同じように感じている人がいるんだな、
と改めて思いました。
 
 
 
 
 
 
 

他の職業との比較はできないけれど

 
 
 
 
 
 
 
 
 
大学卒業後に教員として働いた私は、
他の職業と比べてどうかは、わかりません。
 
 
 
 
 
 
 
 
ですが、時期によっては30連勤、
朝7時に出勤して夜9時過ぎに帰る、
というのも普通にあった、
ことが現実でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
教員としての過去のエピソードは、
こちらにも書いてありますので、詳しくは割愛しますね。
 
 
 
休職、復職をなぜくり返してしまったのか
 
 
復職して達成したかったこと
 
 
 
 
 
 

このプロジェクトのすごいところ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
様々な意見が飛び交いますが、
このプロジェクトがすごいと思う部分があります。
 
 
 
 
 
 
それは、
文科省が提示した留意点の中に
所属長の許諾等は不要と書いてあることです。
 
 
 
 
 
 
捉えようでは、
匿名で、教師の仕事について、
ありのままにつぶやいていい、
と捉えても不思議ではありません。
 
 
 
 
 

長い目で見れば改善につながる

 
 
 
 
 
 
結果的に、
ネガティブな点が多く集まっているかもしれませんが、
 
 
 
 
 
そもそも、
所属長の許諾の有無を気にするあまり、
これらのネガティブな意見が
出なかったことも考えられます。
 
 
 
 
 
 
 
そのような意味でも、
今回、SNS上で、ネガティブな声が多くあがったのは、
現場の声を知るにあたり、
貴重な機会だと私は思います。
 
 
 
 
 
 
 
現場の声を聞き、
改善策につげていけば、
教員の働き方が、
大きく変わっていく可能性だってあるのです。
 
 
 
 
 
 
 
働き方が改善してけば、
教員の仕事の魅力が、
より多く発信されることにも、
つがっていきます。
 
 
 
 
 
 
基本的に、学校の先生は、
子どもたちの成長を願っていますし、
やりがいも間違いなくあると
私は思っています。
 
 
 
 
 
 

今後の教師のバトンにも注目したい

 
 
 
 
 
 
 
教員の働き方に関して、
悩んできたこともあるので、
私は教師のバトンの行方は、
非常に関心があります。
 
 
 
 
 
私の経緯も踏まえつつ、
いろいろな側面で、
これからも少しずつ投稿できたらと思います。
 
 
 
 
今回、参考にさせていただいた記事です。
 
 
文科省「#教師のバトン」プロジェクトに非難殺到(内田良) – 個人 – Yahoo!ニュース
 
#教師のバトンは時給100円で色は黒~応援団の著者が炎上理由と問題点を整理した(石渡嶺司) – 個人 – Yahoo!ニュース

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