文科省 児童生徒の自殺予防に関する調査を見て

 

こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。

 

 

 

先日、目に飛び込んだニュースです。
児童生徒の自殺、最多の479人 昨年、休校明けに突出(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

 

 

 

悲しみ、やりきれない気持ち、
そんないろんな感情を感じたニュースでした。

 

 

 

私自身、この話題について、
記事を書かずにはいられませんでした。

 

 

 

自分なりに、文科省の資料を読みながら、
考えたことを書きます。
警告したり、不安をあおるような意図はありません。

 

 

 

一緒に考えながら、
少しでも自ら命を絶つ人が、
なくなることを願い、書いていきます。

 

 

 

 

目次

調査結果の概要

 

 

 

 

まずは文科省の調査結果を紹介します。
リンクはこちらです。

 

 

児童生徒の自殺予防に関する調査研究協力者会議(令和2年度)(第1回) 配付資料:文部科学省 (mext.go.jp)
 
 
読む場合、
一番下の【参考資料4】がいいと思います。
 
 
 

資料によると、
令和2年は479人の児童生徒が命を絶っています。

 

 

 

ちなみに前年は339人。
140人の増加です。

 

 

 

資料には男女、月別、校種別に分けて記載されています。

 

 

個人的に気になるの高校生。
全体479人の、およそ7割が高校生です。(329人)

 

 

そのうち令和2年は女子138人、
この数字は、令和元年の2倍です。
(67人→138人)

 

 

 

 

高校生の原因上位3つの項目

 

 

 

 

資料には、
命を絶った高校生の原因として、
考えられる上位3つも記載されていました。

 

 

 

 

それは

①その他、進路に関する悩み
②学業不振
③病気の悩み・影響(うつ病)

の3つです。

 

 

 

 

 

また、月別でみると、
自殺の多かった月は8月でした。

 

 

 

思い起こすと、
一斉休校が解除されたのが5月で、
夏休みが短縮となったのは8月。

 

 

 

 

生徒の心の負担を考えると、
例年以上に8月の心理的負荷は、
かかっていると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

高校生の不安な気持ちを刺激しすぎていないか?

 

 

 

 

精神的に負荷、という事で考えると、
特に懸念していることがあります。

 

 

 

それは、
これから社会に出ていくと考えたときに、

高校生の不安な気持ちを、
刺激させすぎてしまっているのではないか

ということです。

 

 

 

令和2年(2020年)を考えると、
未知なウイルスによる、
様々な憶測が飛び交いました。

 

 

 

社会的にも恐怖心、
警戒心が膨らんだように思います。

 

 

 

そして当時から1年後の今、
メディアは、
ワクチンについての警戒心を
刺激しているように思うのです。

 

 

 

 

もちろん、正確な情報は必要だし、
いろんな考えがあってしかるべきです。

 

 

 

ですが、意図がはっきりせず、
刺激的な話題を、
とりあえず流しているようであるならば、
それは危険だと思います。

 

 

 

 

テレビ、SNS等で様々な情報が流れる中、
高校生は戸惑うはずです。

 

 

 

 

目の前の学校生活自体も制限を受け、
ストレスを抱える中、
卒業後の進路や今後の不透明さだって、
感じているかもしれません。

 

 

 

私が高校生だったら、
わけがわからなくなります。

 

 

 

 

高校生たちは今何を思っているのか?

 

 

 

 

教員という立場の私からすると、
高校生といえば、
中学時代にかかわった生徒の顔が浮かびます。

 

 

 

 

元気に生活できているのか、
今の状況をどのようにとらえているのか、

 

 

 

もし、抱えきれない気持ちが、
溢れそうになっている人がいるのなら、
何か力になれることはないのか、
と考えています。

 

 

 

今の現状を見ながら、
自分ができることを考えながら、
やれることを実行出来たらと思います。

 

 

 

今回は、問題提起のような記事になりましたが、
もし、何か感じることがあれば、
気軽にコメントやメッセージをしてみてくださいね。

     

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