授業科目「てつがく」と自己肯定感の関係性

 

こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。

 

 

 

 

最近、学校教育の取り組みとして、
新科目「てつがく」の授業実践が
されていたことを知りました。

 

 

 

 

 

お茶の水女子大学附属小学校で
行われたものです。
詳しくは
こちらのレポートに記載されています。

(リンクが貼れず、PDFファイルを添付しました)

新教科「てつがく」を中核に据えた教育課程の構想
-お茶の水女子大学附属小学校の取り組みー
2019年1月15日研究開発学校研究協議会お茶の水女子大学附属小学校

 

 

 

ざっくり表すと、
「てつがく」とは、

 

 

答えのない問いを立て、
それぞれの考えを発表し、
共通して大事だと思うものを見つけていく

 

 

 

という授業です。

 

 

 

 

レポートに挙げられた例は
「努力するのは何のため?」
という問いでした。

 

 

レポートに記載された画像を
載せさせていただきます。

 

 

 

 

 

パッと見て、
私が生徒だったら、
こんな授業受けたいなぁと思いました。

 

 

 

 

その理由は、
子どもの自己肯定感が上がったり、
保つことができると思ったからです。

 

 

 

 

少し詳しく書いていきますね。

 

 

 

 

目次

普段の授業で、自己肯定感を上げるのは難しい

 

 

 

 

 

そもそも私は、普段の授業において、
正解のある授業を続けていくと、
自己肯定感を上げていくことは
難しいと思っています。

 

 

 

 

授業で扱う問題のほとんどは、
正解、不正解があり、
最終的にはテストによって点数化される。
点数によって優劣がつきます。

 

 

 

 

点数が悪ければ劣等感がわきますし、
優秀であっても、
上をみればきりがありません。

 

 

 

 

つまり、
最終的に行き着くのは、

人より優っているという、
ニセモノの自己肯定感だと、
私は思っています。

 

 

 

 

 

てつがくの目的はお互いの意見を理解すること

 

 

 

 

 

 

それに比べると、
「てつがく」で扱うテーマは

「努力とは何か?」
「友情とは何か?」
といった内容なので、
それぞれの考えは多様にあります。

 

 

 

 

多様の考えを自由に発言していい、
というのが
自分自身を肯定する感覚を養うと思います。

 

 

 

 

「てつがく」の授業をする上で
大切しているのが、対話であり、
お互いがお互いを理解しようとする
態度です。

 

 

 

 

この態度を共通意識として
持つことができれば、
「てつがく」の授業は成立すると思います。

 

 

 

 

「てつがく」のような授業は小学生の時から好きだった

 

 

 

 

 

ふり返ってみると、
私も小学生の高学年の時は、
ディベートなど、
討論することがとても好きでした。

 

 

 

 

自分が意見を自由に述べられるし、
他の人の意見を聞いて、
「なるほど」と感じて、

自分の視野が広がっていく感覚が
すごく楽しかったのです。

 

 

 

 

 

当時は、無自覚でしたが、
自分が正解にとらわれず、
発言していいという安心感と、
他の人の意見を、
受け入れようとする態度が、
あってこそだと思いました。
これが「てつがく」の重要ポイントだと思います。

 

 

 

極端に言えば、
このポイントさえ、抑えれば、
「てつがく」の授業以外にも
応用は可能です。

 

 

 

 

例えば、
正解、不正解というより、
何かを発言する態度自体がすばらしいと認める

相手の気持ちに共感を示す

 

 

 

 

これは普段の学校生活でもできますし、
家庭内のコミュニケーションでも
活用できると思います。

 

 

 

 

これからの学校教育を見直す時期にきている

 

 

 

 

「てつがく」のような
取り組みがされているのも、
今後の学校教育を見直す機会だと
感じている人がいる、
ということだと思います。

 

 

 

私はそういう動きを大切にしたいし、
今後もいろんな動きを見ながら、
考え発信できたらと思っています。

 

 

 

他にも全国では様々な学校教育の取り組みがなされています。
少しでも記事を読んで興味がありましたら、
ぜひこちらの記事もご覧ください。

 

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