逆転人生 西成高校の反貧困学習を見て

 

こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。

 

 

 

先日、テレビでNHKの逆転人生という番組を見ました。
「貧困の連鎖を断て!西成高校の挑戦」 – 逆転人生 – NHK

 

 

 

今、貧国が問題で、
子どもの学びへの保障が
難しい生徒がいます。

 

 

そんな中、
大阪府立西宮高校では「反貧困学習」という授業を実施しています。
この取り組みが番組で紹介されていました。

 

 

 

 

私は初めて、「反貧困学習」を知りました。
番組を見て、とても感銘を受けたので、
今回、書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

目次

反貧困学習の始まり

 

 

 

 

 

かつて西宮高校は教育困難校と
言われるほど荒れていたそうです。
その背景には、貧困が根付いていました。

 

 

 

貧困により、親が働きに出かけ、
子どもは一人で過ごす。
家事全般を子どもが引き受け、
学習どころではない日々。

 

 

 

 

そのような家庭環境の中、
高校で勉学に励むことは難しく、
子ども自身の心も荒んでいきます。
教育への悪循環が生まれていきました。

 

 

 

 

そんな現状からの打開策が、
反貧困学習でした。

 

 

 

反貧困学習を通して、
生徒の人生がより良いものになるように。
情熱を注ぎこんだ先生と
生き方を模索する生徒の様子が
紹介されていました。

 

 

 

 

実際はどのような学習なのか?

 

 

 

 

反貧困学習という言葉自体は、
なかなか直接的な印象があり、
抵抗を示す人もいると思います。
実際の授業の場面を紹介しますね。

 

 

 

 

業は、
「ある生徒がアルバイトで
突然解雇を申し付けられた。

あなただったらどのように対応しますか?」

という問いから始まり、事例を挙げて、
それぞれが意見を出しあうものでした。

 

 

 

小、中学校でいう、
総合的な学習の学びと似ている印象です。

 

 

 

 

事例について考えていき、
労働雇用の問題や人権を
深く学んでいきます。

 

 

 

 

自分事に変換して、学んでいく姿に感動!

 

 

 

 

私が印象的だと思ったのは、
生徒の学ぶ姿です。

 

 

 

きっかけは1つの事例から
授業は始まりますが、

しっかり自分事として
学んでいる様子がすごく伝わりました。

 

 

 

 

リアリティのある事例によって、
授業の学びが、
自分の生活や将来の生き方に、
ダイレクトにつながっていきます。

 

 

 

 

思えば子どもにとって、
生まれ育った経緯が、
貧困だったという認識はありません。

 

 

そんな中あげる事例のリアリティが、
自分にも起こりうることだと、
感じさせたのです。

 

 

 

 

他人事が自分事に変わる瞬間に
心打たれました。

目の色がガラッと変わるんです。

 

 

 

 

もちろん、
貧困と向き合うため、
内容的によっては、
生徒の心のケアも必要かもしれません。

 

 

 

ですが、そこは学びの場であり、
同じような境遇の子が何人もいます。

 

 

 

自分は一人じゃない。
という共感と
だから一緒に考えていきたい。
という前向きさの
雰囲気を感じました。

 

 

 

 

自分の状況を把握したり、知ることで、
これから自分がどのような1歩を踏み出すか、を考えることができる。

 

 

 

自分の生き方を考える場ができていて、
とても感動しました。

 

 

 

 

貧困による格差をなくすために

 

 

 

 

今の社会状況を考えても、貧困の問題は、
これからも続くと予想されます。

 

 

 

 

そして、貧困問題は、
子どもの教育にも大きく影響します。
学力というより、
生きる力に直結すると思います。

 

 

 

 

反貧困学習は、
そんな現状を、
生徒と先生が一緒になって、
生き方を考える
すばらしい取り組みだと思いました。

 

 

 

 

こういった生き方に直結する実践を
広げることも、
今、とても大切なことだと私は思っています。

 

 

 

 

ちなみに、
貧困と生きる力について関連した書籍に
「私たちは子どもに何ができるのか?」
というものがあります。

 

 

 

貧困問題が深刻化しているアメリカの教育の取り組みですが、
国に関係なく大切な要素がつまっています。

 

 

 

この書籍に関して、
詳しく書いた記事もありますので、
良かったらこちらの記事もご覧ください。

 

「私たちは子どもに何ができるのか」ポールタフ氏に共感

 

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