学校教育の醍醐味は遊び心から
こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。
今は、人と直接会って
コミュニケーションをとっていくのが
なかなか大変な時期になっていますよね。
学校現場でも同じです。
オンラインや通信技術の活用により、
教育活動は続けられていますが、
以前は、
あたり前のようにしていたことに、
制限がかかっています。
例えば、以前は、
学び合いといって、
生徒同士、
机を向かい合わせ、
問題解決に取り組むことを、
積極的にしていました。
ですが、
今では、生徒全員が、
黒板に身体を向け、
生徒同士の交流も、
注意を払いつつ最小限にせねばなりません。
仕方のないことだとは思います。
ですが、正直、私は、
「学校教育らしくないなぁ」
と、もったいなく思ってしまいます。
そんなことを感じつつ、
じゃあ学校教育の醍醐味ってなんだろう?
と考えました。
もしも、
学力をつけるため、
だけであるならば、
今は塾で補えてしまう時代です。
そんな時だからこそ、
今回は、
学校教育の醍醐味について、
書いていけたらと思います。
目次
学校教育の醍醐味を感じた出来事
学校教育の醍醐味といえば、
実体験を伴った学びを、
集団で体験できることだと私は思います。
授業で学んでいることをベースに、
実際にやってみる機会がある、
というのは、
学校ならでは、
のことではないでしょうか。
理科の先生がやってみたかったこと
学校でしかできないだろうなぁ、
と感じた出来事があります。
それは同僚の理科の先生が提案したことです。
中学校理科では、
静電気について学習する機会があるそうです。
その中で、人は静電気を通すか?
というテーマで学習をします。
静電気自体は日常生活で感じることはありますが、
自分の体の中に電気が通る、
という感覚はあまりありません。
100人以上の人の輪で静電気を流した
そこで、
電気が身体を通る体験を学年みんなで体験しよう
ということで、
学年の生徒全員を体育館に集め、実験をしたのです。
静電気をつくる機械を
知っていますか?
テレビでもみる、あれです。
これに触れる人を決め、
触れる前にお互いが手をつないで、
輪をつくっていきました。
学年全生徒が、
それぞれ手をつないでいくと、
それはそれは大きい輪になります。
私も手をつないで参加しました。
代表の生徒が、
機械に触れる瞬間をジッと見ていました。
いつ電気が流れてくるのか?
本当に電気が流れてくるのか?
というドキドキ感がありました。
生徒が機械に触れた瞬間です。
私は、
「うわっ」
と思わず、声が出ました。
瞬時に手は離れ、膝が床につきました。
周りの生徒も絶叫というか、
悲鳴というか、
大盛り上がりでした。
学びの実体験と共有が
一緒になった出来事でした。
大人数だからこそ、共有したときの印象は強い
学習のテーマとしては、
静電気は人を通すか?ということでしたが、
もしかしたら、
答えだけ伝えて終わり、
ということも、
ありえることだと思います。
ですが、体験をもとにした学びは、
強烈に記憶に残りました。
また、100人以上が輪になって、
体験したので、
その体験を共有した一体感も感じました。
遊びが成立する集団ってすごい
このことを提案した、
理科の先生は、もともと、
そういった遊び心がある方でした。
担任になった学級の生徒を
よく交流させて、
人間関係をつくっていくのが、
とても上手な先生でした。
「遊びが成立する集団は学びもうまい」
とおしゃっているのが、
とても印象的でした。
安全上の考慮をしたうえで、
実行しているわけですから、
本当にすごい方だと思います。
まとめ
遊び心は余裕があってこそ
公立の学校ですから、
生徒は様々な事情をもっています。
学力の差もあります。
そういった、様々な人がいる中で、
人間関係をつくっていくことも、
学校の学びの1つともいえます。
人間関係をつくるために、
遊びを仕組んで楽しむのも、
学校教育の醍醐味の1つかもしれません。
ただ教えればいい、
という考えでは、
出来ない内容でもあります。
授業を楽しむ遊び心、
時代の流れで、
制限のある今だからこそ、
私は大切にしたいです。
今回は学校での取り組みや出来事を
紹介しましたが、いかがでしたか?
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学校教育にまつわる内容を
さらに知ることができると思います。