学校にまつわる悩みを解決したい
こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。
私は学生時代に不登校を経験したのち、
学校の教員をしている者です。
みなさんは、今、学校に、
特別支援教育コーディネーター、
という役割をもつ先生がいることを知っていますか?
特別支援教育コーディネーターの
大きな役割の1つとして、
学校と保護者の教育相談を運営していく、
というものがあります。
具体的には、
不登校で悩む保護者の方の話を聞き、
スクールカウンセラーやフリースクールなどへの、
とりつなぎを行うなど、
様々なことを担います。
詳しくはこちらを参考にしてみてください。
小中学校の特別支援教育コーディネーターの役割 – 教育相談 情報提供システム (nise.go.jp)
私の知り合いの先生にも、
この役割の先生がいます。
(T先生としますね)
私が異動して、
今は同僚ではないT先生ですが、
先日久しぶりに連絡をもらい、話を聞きました。
今回はその会話で考えたことを、
書いていきたいと思います。
学校教育の仕組みを知ることは
子どもがどういった教育を受けているのかを知る
きっかけになると思いますので、
ぜひご覧ください。
目次
フリースクールと不登校支援とT先生
久しぶりにT先生と話をしましたが、
内容は、地域のフリースクールや、
不登校支援についての話でした。
T先生はフリースクールの支援に、
かかわっている方ですが、
実際に保護者の方と会話をよくするそうです。
その会話で
T先生が感じていることは、
保護者の方が
学校の出席の制度といった情報を
知らないままでいるケースが多い
ということです。
例えば、
「担任の先生から、地域のフリースクールに行ってみてはどうか、
と言われたけど、もう学校に来ないで、ということなのですか?」
といったことを、聞かれたそうです。
そんな意図は学校にはないと思いますが、
実際に保護者の方は、そう感じている。
これは、
学校側の説明が不十分であるともいえます。
T先生は、その言葉に対して、
「学校には担任の先生以外にも、
教育相談に乗ってくれる先生がいるんです。
そして、会議を開いて、その子にあった対応を考えています。
フリースクールは手続きをすることで、
学校への出席につながることがあります。
だから、そのように提案しているんだと思いますよ。」
と答えたそうです。
そのような話を聞いた保護者の方は、
そこで理解してくれます。
「そんな説明、学校で聞いてなかった。」
と言葉を漏らしたそうです。
私は、この話を聞いて驚きました。
「学校は、もっと丁寧に、
保護者の方に説明するべきだし、
保護者がそれで悩んでしまって、
子どもにも影響したら悪循環ではないか」
と思ったのです。
特別支援教育コーディネーターが機能しているかは学校によって違う
基本的に、特別支援教育コーディネーターは、
どの小中学校でも配置されます。
ですが、学校によって、
または役割を担う先生によって、
その対応は、まちまちになっています。
理由は、担当の先生が
担任や部活動の顧問も兼ねており、
なかなかそこまで手がまわらないことが考えられます。
役割はあるものの、
それが機能してるかは、
学校によって差が大きい所なのです。
学校が忙しそう、担任の先生への印象が気になって相談できない
学校の現状もありますが、
保護者の方も、
学校へなかなか相談しにくい側面もあると思います。
相談のつもりが、クレームと捉えられ、
子どもの内申書に響くのではないか?
といったように。
特に、
不登校や学校内のトラブルにあった生徒の
保護者であれば、
学校と連携して、1秒でも早く改善していきたい、
という想いがあるはずなのに。
相談しづらいことで、
家族の中で抱え込んでいるとしたら、
これほどもったいないことはありません。
学校側の事情を知るために
私はT先生の話を聞いて、
学校の中で当たり前としてある知識が、
保護者の方には、うまく伝わっていない
可能性があることを知りました。
そして、
学校の事情や仕組みを理解する機会がないことで、
モヤモヤとした気持ちを抱える
保護者の方がいることも知りました。
保護者と学校の理解の不一致による被害者は生徒
保護者の方がモヤモヤとした気持ちを抱え込む。
これは非常に悲劇的なことです。
なぜなら、不登校で一番困り感を感じているのは、
ほかならぬ生徒自身だからです。
親が子どもの悲しい顔を見たくないことと
同じように、
子どもも親の悲しい顔を見たくはありません。
私は、学校側の事情も知っている現場の人間ですし、
不登校や休職、復職を通して得た、心のケアの知識もあります。
何より、不登校の経験をしたからこそ、
その子どもの気持ちに寄り添えると思っています。
不登校などの問題は、
周りの人に相談すること自体、
気が引けることもあると思います。
そして、学校にも相談しづらいこともあると思います。
ですが、
学校側の事情や仕組みを少しでも知ることで、
解決への糸口が見えてくるかもしれません。
もっと深く学校の事情や
不登校改善に向けた情報が必要でしたら、
今後メルマガの配信も考えています。
メルマガフォームが出来次第、
こちらに記載します。
そして、もし、学校にも相談しづらい、
でも、1秒でも早く不登校の問題を解決したい場合は
下記の問い合わせに、メッセージをください。
メールでも構いません。
アドレスはこちらです。
a.place.in.the.sun.deku@gmail.com
メッセージ、メールをいただけたら、24時間以内に必ず返信します。
1人でも多くの方が、
充実した学びにつながってほしいと、
心から思っています。