人と比べて落ち込む人へ 「比較」をうまく活用する方法

こんにちは。デクです。
デクってこんな人です。

 

 

みなさんは、人と比べて気持ちが落ち込んだり、
反対に気分が良くなったりすることはありますか?

 

 

いわゆる、劣等感や優越感といった気持ちです。
私の場合、できれば自然体で、自分らしく過ごしていたい
という気持ちがある反面、
人と比べることで、落ち込んでしまうこともあります。

 

 

 

人と比べない方がいい、
漠然とそうは思っているものの
気づかぬうちに、それに振り回されることもあるわけです。

 

 

 

今回は、
人と比べるくせを丸ごと見て、
柔軟にしようという内容です。

 

 

 

私は中学校で働いていますが、
特に、学校生活が中心の子どもは、
比べることが当たり前のように行われています。

 

 

 

もし、自分の身近にいる人が、
そのような比較で、悩んでいたら、
この記事を参考に、
人と比較するくせへの対処を、
活用いただけたらと思います。

 

 

 

目次

人と比べることと比べないこと、それぞれを考える

 

 

 

まず人と比べることと
比べないこと、
それぞれについてのメリット、デメリットについて考えてみます。
思いつくものを箇条書きで書いてみました。

 

 

 

人と比べるメリット

 

・自分の活動のペースを上げるなど、物事の改善のきっかけになる
・教える側としては、それぞれの進行状況がわかり、その人にあったアプローチができる

 

 

人と比べるデメリット

 

・優劣がつくことと、自分の価値の優劣とを、むずびつけてしまい、気持ちのアップダウンが激しい
・優劣にこだわることで、結果が出ればいいという極端な考えに陥りやすくなる

 

 

人と比べないメリット

 

・その人自身をよく観察できるようになる
・自分のペースを保ちやすい

 

 

人と比べないデメリット

 

・人によってはやる気がでない場合もある
・自分にばかり目が行き、ほかの人のいい所を吸収する機会が減るかもしれない

 

 

 

比較してもいいけど、否定はしない

 

 

 

それぞれ、メリット、デメリットを考えてみたのですが、
人と比べること、それ自体は悪くないように思います。

 

 

 

では、何が問題なのでしょうか。

 

 

 

それは、人と比べることで、自分が劣っていると感じて、
無能だ、と自分自身を傷つけていることが問題だと私は思います。

 

 

 

事あるごとに比べて、
自分を傷つけてしまったら、
行動をしようという意欲が失われてしまいます。
学習性無力感とも言われる現象です。

 

 

 

ですから、比べることをうまく扱う必要があります。
ここからは、比べることへの扱い方を紹介します。

 

 

 

他人との比較

 

人と比較するときは、
物事の優劣=人としての優劣
とするのはやめましょう。

 

 

学校であることの、極端な例になりますが、
テストの点数=その人の価値、
というような図式になることがあります。

 

 

当然、理解力には個人差があるので、
私は、

 

 

「勉強していい点をとったら、それはとてもいいことかもしれない。
でも、人と比べて点数が良くなかったとしても、自分自身が劣ってると思う必要はないよ。
問題が解けたところを少しずつ増やしていけば大丈夫。
私はいつでも協力するし、一緒に解いていこう。」

 

 

という旨を、その都度、伝えています。

 

 

 

もし比べるのであれば、
良い結果を出した人の取り組みと、

自分の取り組みを比較して、
いいと思ったものを、真似してみることから始めてみましょう。
結果を比べるのではなく、取り組みを比べるのです。

 

 

 

過去の自分との比較

 

 

 

人と比べるのなら、過去の自分との比較をしたほうがいいかもしれません。
これは、様々な所で、語られている内容でもあります。

 

 

ただし、これも優劣をつけるくせがある人は、
過去は○○ができたのに、今は○○ができなかった、と
自分から落ち込む材料をみつける人もいます。

 

 

大切なのは、過去の自分と比べて成長を実感することです。
その実感が次なる成長への原動力になっていきます。

 

 

まとめ

 

 

ここでまとめます。

 

人と比べること、比べないことにはそれぞれメリット、デメリットが存在しています。
問題は優劣をつけたことが、自分への価値と結び付けてしまう考え方にあります。
ですから、
結果を比べるよりも取り組みを比べてみる。
過去の自分と比べて成長を実感する。
この2つを意識してみましょう、ということです。

 

 

 

比較は自然としてしまうもの

 

 

 

最後に、人間は比べること自体は自然としてしまうものです。
なぜなら、環境における優劣が子孫繁栄にもつながるからです。

 

 

詳しくは割愛しますが、
比べること自体を禁止することは、
なかなか難しいということです。
ましてや、学校生活で比べることは当たり前のように行われます。

 

 

以上のことをふまえて、
もしも、比べることで目の前の人が、
必要以上に落ち込んでいるのなら、
参考にしてもらえたらと思います。

 

 

過去には以下のような記事も書いています。
よかったら見てみてください。

 

抱え込むパターンに気づけた私の対処実践記

 

正解探しはやめる

 

 

 

 

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